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#00 序章(プロローグ)自己開示の力

一番の趣味「鉄道」ですが、他にも「飛行機・野鳥・女子ゴルフ観戦」などが好きです!

いまでこそ、自分の趣味を抵抗なく開示し、多くの仲間と楽しんでいますが、数年前までの私は、身近な人以外を拒絶し生きてきました。

なぜだろう?

考えていると次の「4つの思考」が、大きな原因となっていたようです。


🍀毎日繰り返される変化のない日々

振り返れば、随分と勤続年数が増えている。仕事はルーティンと化し、収入は平凡だが安定している。

そこは変化も危険もない、私にとっての安全な領域である。

勤続年数が長いことも関係してか、本当の自分をださず、プライベートを語らなくとも、職場での人間関係は可もなく不可もなく毎日が、同じことの繰り返しで時間だけがすぎていく。

一方でプライベートは、他人の目を気にし、否定や嫌われることを恐れ、自身の感情や好きなこと趣味ですら明かす勇気がない。

幼なじみもいるにはいる。その幼なじみにさえ、話を合わせてきたようだ。ゆえに、自分には、本当の自分を語る仲間がいない。

結局、1人が気楽だと自分に言い聞かせる。身内や妻、幼なじみと、今までと変わらず生きていけばいいだけだ。

しかし、街角では自分を表現し仲間と楽しそうに話す人々、自分の趣味を堂々と開示し、同好の仲間と楽しんでいる人が嫌でも視界に映る。

自分はコソコソ1人で好きなことも隠し、何をしているのだろうと落ち込む日々。

自分もあんな風に生きたい、羨ましくもあり、時には嫉妬さえ感じる。
そんなある日のこと、とある本の一節に目が止まる。

コンフォートゾーンをでなければ何も未来は変わらない

どういうことなのだろうか。


🍀変化した自分を妄想する日々

コンフォートゾーンとは、変化も成長もないが、危険も無い安全領域のことだそうだ。

今いる環境に、自分が求めるものがないのなら、安全領域の外へ一歩でたところに、自分の求める何かが存在するらしい。

この概念を知り、自分がコンフォートゾーンの外で過ごすシーンを、妄想する日が多くなる。

他人の目を意識せずに、趣味を周囲に堂々と話し、それが周囲にも受け入れられる風景。

同じ興味を共有する仲間たちとの活動が、現実のものになっている自分自身。

そうかコンフォートゾーンか。でも安全領域の外に出られるのだろうか。
過去の自分を振り返ってみる。

「コンフォートゾーン」と言う概念を知らない過去の自分でも何回も、そんな自分を妄想し、一歩を踏み出そうとしていたよね。

またできないかも。どうすればいいのだろう。


🍀ほかに手段はないのか検索する日々

こんどこそ変わりたい。その著者が気になりはじめ、過去に発売された本も購入し更に行動したい意欲がわいてくる。

と同時に、もっと他の方法もあるのではと、発信している情報や人を検索しはじめる。

様々な情報を検索していても、なぜか最初の著者が頭に浮かぶ、再び検索すると、著者自らが主催するセミナーの告知が目に留まる。

家からも近く値段も安い参加したい、とは言え過去に一度も、セミナー参加経験がない参加すべきか迷う。

人の大勢いる場に行くことこそが「コンフォートゾーン」を出ること、この概念を知ったからには一歩ふみださないと、また今ままでの自分になる。

セミナー当日は、緊張とは裏腹に他の参加者との共感、著者との対話は心地よさを感じた。

ここなら自分は変われるかも。とは言え、次の一歩はどうすればよいのだろう。


🍀不安と期待の交錯する日々

著者のコミュニティーが結成されるそうだ。また、あの雰囲気を味わいたい。でも上手く溶け込めるのだろうか。

初めてのオンライン会は、お正月ということもあり、事前に募った各自の目標を主催者が読み上げて、参加者と共有するそうだ。

参加者は100人以上、zoom初心者なうえに操作も、おぼつかない不安だ。できるのか怖い。

今年の目標を「コンフォートゾーンをさらに出る」としていた私は参加を決意した。


🍀妄想が現実に変化していく日々

主催者が1人1人の目標を読み上げていく、やがて質問を発言できる場面が、おとずれた。コンフォートゾーンを出るんだ自分に言い聞かす。

そう言い聞かせ手を挙げる。画面越しとはいえ、全員が自分を見ている感覚に落ちいる。

怖い。意を決死て、言葉を発するカメラは見れない。

なぜ自分の好きなことを人に言えないのでしょうか?

その回答の流れから、実は私の趣味は鉄道です。はからずも100人の前で自己開示することになった。

言ってしまった。いままで身内や幼なじみ以外ほとんど言ったことがないのに。

どう思われたのか、怖さから画面から目を逸らした私に、チャット欄が目にはいる。

そこには、暖かなコメントや肯定的なコメントが並んでいる。さらにコンフォートゾーンを出られたねと。

本当の自分をだしても、自分を認めてくれる人が、この世の中にいた。涙がでるほど嬉しかった。

できた自分も、褒めたい気持ちになった。

その時の感動は今でも鮮明に、脳裏に焼き付いている。


🍀同じ悩みの方に発信したくなる日々

この場での活動が、時間とともに楽しくなり、趣味仲間ができ、楽しさが倍増していった。

自分の好きなことを、話せる喜び、適度な距離感の利害関係のない人間関係が心地いい。

やがて、過去の自分と同じ思いを抱える人たちへ、共有したい感情がでてくる。

新しい居場所を得たことで、様々な新たな環境に踏み出す恐怖も大きく軽減されていた。

以前は他人との交流を避け、ブログを書くこともなく、SNSのアカウントすら持たなかった私が、積極的に発信を始めていった。

実生活でも自分の感情を、自由に話せるようになり、オンラインでも、素直に表現できるようになった。

今では、そのような空間を、今度は自ら作り出し、育てていきたいと感じている日々になっている。



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