人気の木
先週、桜が開花したかと思えば連日の暖かさで一気に満開になり、焦る気持ちと週末を過ごしました。
土曜日。
久しぶりの朝活。
新生活の疲れが出てくる頃でしょうか。土曜で快晴にも関わらず車通りも少なく、山はいつもより静かでした。
桜が咲いているだろうと予想してご近所フィールドに向かいましたが、かなり低い地点から蕾。
気が早かったようです。
桜と野鳥の春らしい撮影は諦め「来たからには何か居るだろう…」と耳をすませば、ミソサザイ。
この日は3ヶ所の沢で囀りを聞きましたが、残念ながら姿を捉えることはできません。
どうもミソサザイとは長年相性が悪い(?)らしく一度だけ自己満足な写真が撮れたと思えば、このとおり。
撮ってからSDカード忘れに気づき、悔しすぎて一時記録の再生画面をスマホで強引に撮影したのは言うまでもなく。
そういう時に限って良い写真が撮れてしまうんで.す.よ.ね…。
この一件以来、家を出る前にバッテリーとSDカードが入っているかを確認して出かけるようになりました。
(バッテリー忘れたエピソードもあります。)
そんなミソサザイの高らかな縄張りには長居せず、夏鳥が現れることを期待し、標高を上げます。
結果、留鳥ばかりでしたが、いろんな鳴き声を聞くことができました。
カケスも繁殖期に入ったのか、レパートリー多め。囀りなのか、私を騙して縄張りを守っているのか、カケスの言葉こそ理解できたら面白そうです。
いつか「おはよう」って話しかけたら「おはよう」と返してくれないでしょうか。笑
ヤマドリの変わった鳴き声も聞きました。
キジが危険を察知すると「ケーンケーン」鳴く声とは違い、ネコの声に似たような。
聞きなしの表現が難しいのですが、低めの大声で「ウァーン」。チェーンソーの音にも似ています。
ネットで音声を検索してみると「アカヤマドリのレアな鳴き声」が一番近いものでした。
ですが東北にはアカヤマドリ居ないはず?普通のヤマドリも同じ鳴き方をするのでしょうか。
この頃道路で採餌しているヤマドリによく会うので、経過観察ですね。
今度は音声を収めたい。
それからさらに標高を上げ、“絶対鳥が止まっている木”(Aの木)に向かいました。
Aの木には必ず何かの群が止まっており、Aの木から飛び移る木(Bの木)も決まっています。
実はAの木、逆光で見づらい位置にあります。
この日居たのはイスカでした。
噛み合わない嘴が特徴。
※AとBの木は秘密にしたいので、別な木に移ったところを撮影しました。
きっとどのフィールドでも、野鳥に“人気の木”がある。
誘鳥木とは違った止まり木のような場所があるはず。
自分の力で見つけられると嬉しいものです。
余談ですが帰り足に通ったフィールドで望遠レンズを構えた方たちに遭遇しました。
麓から山の方にレンズを向けていて、何を撮っていたのかわかりませんが、雰囲気は鳥屋さんの気がしました。
結構遠くの他県ナンバーでしたので、聞いてみれば良かったですね。
さて、今週末の天気はどうでしょう。
月曜から休みの計画立てて仕事に励みます。