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あだちのひよっこメモ10 伊丹市交通局オリジナルマスコットキャラクターについて


みなさまこんにちは!バード・デザインハウス(以下バード)の足立 結(あだち ゆい)です!バードのメンバーがどのようなプロセスでデザインをしているのかリサーチしながら、バードの魅力を発信していく『あだちのひよっこメモ』第10弾です! 今回は、足立が携わった伊丹市交通局さん(以下、伊丹市交通局)のオリジナルキャラクターについてご紹介します!

伊丹市交通局は伊丹市の市営バス、通称「伊丹市営バス」を運営する部門です。伊丹市営バスは伊丹市内を走る、関西で数少ない公営のバスで、伊丹市民の日常生活を支えています。
“終戦直後の伊丹市では、戦前にあった民営バスの運行が途絶えたままで、公共交通機関は市東端を走る国鉄(現JR)福知山線と市南部に乗り入れる阪急伊丹線だけという不便な状況だったため、市がバス事業に乗り出すことになりました。しかし、当時はまだ国産バスがなく、木炭車も危険という理由で、運輸省は新規事業としては許可しない方針でした。こんな状況のなか、三菱電機伊丹製作所が時速30キロで走る電気バスを試作していることがわかり、このバス4台を購入して昭和24年1月5日に営業を開始しました。事業区間は、当時の阪急伊丹駅(中央4丁目2番)から昆陽里、西野、荒牧、緑ケ丘を経て同駅に戻る延長約16キロの1系統だけ。しかし、その後、続々と免許申請を行い、現在では、わずか25平方キロメートルの市域を33の運行系統、総延長75.1キロの路線網が、文字どおり網の目のように張りめぐらされ、市民の貴重な交通手段となっています。”
(伊丹市交通局のホームページより引用)

これまでバードは、伊丹市交通局のEVバスのラッピング( https://bird-design.jp/works/itamievbus/ )や、いたみバスナビのポスターのデザインなどを行ってきました。

今回、デザインしたのはバスのオリジナルマスコットキャラクター。
 
・長く愛されるキャラクター
・見習中でお客さんを乗せて運行するのが夢
・休日は市バスで市内の施設や公園に遊びに出かける
・伊丹スカイパークで飛行機を見ることが好き
などなど職員の方が考えた設定を元に、本物の車体のカラーであるグリーンとオレンジを使うこと、方向幕と大きなフロントガラスは必ずつけることを条件にして多様なテイストでデザイン案を作成し、会話を重ねていきました。
 
少しパーツを動かしたり、目の位置を変えるだけでキャラクターの印象が大きく変わるもので、細かなところにも配慮しながら制作をしていきました。

完成したのがこちら!明るいグリーンとオレンジを基調とした、丸いシルエットの柔らかなデザイン。子どもも真似して描けたり、ぬりえができる分かりやすいデザイン・表情を心がけた案を基に、職員の方との会話を経てこのデザインに決定しました。

このキャラクターはいろんな方に活用いただけるように使用の際のルールを定めたマニュアルを作成準備をしています!マニュアル作成にあたって、DICカラーなども決めていきました。

伊丹市交通局がイベントの際に販売されるオリジナルグッズも出来上がりました!
・Tシャツ(大人、子どもサイズ)
・キーホルダー(アクリル製)
どちらも小さめのデザインで、使いやすいアイテムに仕上がっています。

さっそく6月9日(日)に京都市の梅小路公園で開催された「スルッとKANSAI バスまつり」に出展されているところにおじゃましました!たくさんのバスファンや親子連れで大盛況で、伊丹市交通局のブースではバスマニア必見のバスの廃品と合わせて、先ほどご紹介したキャラクターのグッズも販売されていました。キャラクター紹介の看板を見ている方、キーホルダーを購入されている方がいらっしゃいました!
 
〜余談〜
今回のお仕事で、はじめてバスまつりというイベントの存在を知りましたが、1日でいろんなバスのグッズやバス車両の展示を見ることができる、バスマニアにとってはたまらなく楽しいイベントなんだなと思いました。

つづいてお披露目企画として、7月6日(土)にイオンモール伊丹にて開催された「市バスとあそぼう!~inイオンモール伊丹~スタンプラリー&お楽しみイベント」におじゃましました。
6月1日(土)~7月6日(土)の期間で市内を周遊するスタンプラリーも合わせて実施されており、この日のイベント自体がスタンプラリーのゴール地点になっていたこともあり、朝から大にぎわい!
 
そのほかEVバスの展示や、職員の方が考案したぬりえをして缶バッジやお面を作れるワークショップが開催されており、たくさんの親子連れのみなさんが楽しまれていました。私も参加しましたがとても楽しかったです〜!

実はキャラクターの名前はまだ決まっていません。なんと!名前は公募予定とのことです!みなさまもこの子の名付け親になれるチャンスがあります!伊丹市民の方々をはじめ、たくさんの方に愛されるキャラクターに育っていきますように!

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