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「自分には何もない」そう思って生きてきた


どこか冷めている自分

今まで何をしていても
どこか夢中になれない自分がいた。
そんな自分を変えたいと
成長したいと
心から思い
いろいろなオンラインサロンや
コミュニティーに参加してきた。

でもどんなコミュニティーに参加しても
「夢中になれない自分」を
払拭することができなかった。

自分より後に参加してきた人の方が
どんどん自分を追い越していく
そんな感覚に襲われて
ずっと焦りを感じていた。
「自分にできることなんてあるのか?」
とも思っていた。

なぜなのか?
自分とは何が違うのか?

そんなことを考えながら
行動してもうまくいかないことが多かった。

でも
「なぜそうなったのか」
それがわかるキッカケに
出会うことができた

過去の記憶がない

先日とあるセミナーに
参加させてもらっていた際、
自分の仕事の経歴の中で
起こった出来事や
その時に抱いた感情を書き出すワークをした。

そこである問題が起こった。

「今まで自分がどんな経験をしてきたのか」
が全然浮かばなかった


自分の思い出せる範囲で書き出して
セミナーに参加していたメンバーに共有したが
「これじゃなにがあったかわからんよ」
と言われる程の内容だった

そのときに
過去の出来事が
自分の中に
蓄積されていないことに
気がついた。

でも実はこのように感じたのは
これが初めてなわけではない

以前にも自分の過去を書き出すワークをした際に
同じようなこと感じていた
そのときは
その先に向かって
自分で進むことはしなかった。
いや
その先に進むことから
逃げていた。

そうやって逃げた結果
「自分の中に残っているものは何もない」
と無意識レベルで思っていたことに
気がついた。

「向き合わないと」
今回のワークの際に
直感的にそう感じた。

「ここに向き合わない限り
自分の未来を作れない」

そう思い
向き合うことを決めた。

ある仲間はそれを後押ししてくれ、
またある仲間は一緒に向き合うと言ってくれた。
そんな仲間たちの存在が自分の心が軽くしてくれた。

向き合ってくれた仲間との時間

仲間が私のために
時間を作ってくれた。

詳細はここには書かないが
今年に入ってすぐ
私の身に
「自分の母」
「自分の感情を解放すること」
と向き合おうと思う出来事があった

その仲間は
その2つのテーマに寄り添い
今までどんな出来事があったのか
何を感じてきたのか
を親身になって引き出してくれた

父から理不尽な扱いを受けていたこと

そんな父の存在が故
母が自分の思いを言えなかったこと

それが私自身にも影響して
自分の思いが言えなくなったこと

など
数々のことを引き出してくれた

「引き出してくれた」のである。

自分では引き出すことができなかった。

なぜなのか?

「経験は出来事と感情を
紐づけて積み重ねるもの」
であるにも関わらず

幼少期から
感情にフタをしていた私は
出来事を
ただ目の前に起こったワンシーン
として捉えていたからだとわかった

なぜ感情にフタをするようになったのか

振り返ってみると
「母に自分の思いを
ありのまま受け容れてもらえない」
と感じた出来事があった。
ただただ自分の思いを知って欲しかった。
でも
自分の思いに素直になる自信も
それを伝える勇気も
伝わるまで伝え続ける根気もない自分に
強い悔しさや虚しさ、悲しさを感じていた。

そんな思いが
「分かり合えない」という思いを生み

「分かり合えない」という思いが
「伝えない方が楽」という思いを生み

「伝えない方が楽」という思いが
「感じない方が楽」という思いを生んだ

その結果
自分が崩壊しないように
「感情にフタをする」ことで
心を守ってきたんだと言語化してくれた。

それを聞いたとき
感情が込み上げ、
涙が止まらなかった。

そんな私にその仲間は
「何十年ぶりにそんな自分を振り返り
当時の感情を味わい
今の自分が認めてあげたことで
その扉が開いたと思う。
元は色々なことを感じやすい
繊細な心の持ち主だから、
これまで感じないようにしていた心を使って
自分の気持ちを理解してから
他の人に寄り添っていってください」

と言ってくれた。

ありがたかった。

感謝の思いが溢れてきた。

その仲間にも
後押ししてくれた仲間にも
きっかけを与えてくれた仲間にも。

ここまで支えてきてくれた方々の顔が
頭に浮かんだ

そういうことを味わえた時間だった

一夜明けて

押さえ込んできた感性が
一気に溢れた

「感じていいんだ」

「自分の思いは自分のものなんだ」

そう感じた今
目の前の世界の色が
今までと違って見える

色彩を感じる

自分の目の前にいる人からも
自分に送られてくるメッセージからも
その人の思いが自分の中に
スーッと入ってくる。

そしてそれに対して
自分の素直な思いを表現できる

「世界を感じる」ことを体感した。

最後に

「自分には何もない」のではななく
「何もないと思い込んでいた」だけだった。
過去を振り返り、
出来事と当時の感情を味わうことで
それを原動力に変えることができた。
今までそれをしてこなかったのは、
それをせずとも
「なんとかなっていた」からだと思う。
でも今年はいろいろなことが重なって
それも限界を迎え
自分の過去を振り返らざるを得なくなった

「自分はそれでいいのか?」と
人生に問われたように思うし、
だからこそ、このキッカケを得られたのだと思う。

今まで自分に関わってくれた皆さん、
ありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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