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搾取される人生から自由を手に入れた対人過敏女子の物語

[搾取される人生から自由を手に入れた対人過敏女子の物語]

《挫折から学んだこと》

・搾取してくる人から距離を置く
・自分の健康は自分で責任を
・他人からの評価で自分の価値は決まらない
・自分と他人との境界線をはっきりさせる


ランニング


2019年梅雨のこと。精神障害(のちの双極性障害)が再発し、働いていた病院を休職しました。わたしはアパートで1人暮らししていたことと、父の介護が必要になったことも重なり、実家に戻ることになったのです。

休職中の生活は介護と闘病でした。主に介護中心だったけどね!(介護は、おばあちゃん・おじいちゃん・父)精神的に負担でした!!!鬱の期間、ど真ん中だった!!!え?なんで介護してたかって?それは・・・病院に働いていたから?感謝されたいから?おばあちゃんが好きだから?・・・全部違う!・・・ホントは介護なんてやりたくない。家族が私に押し付けているから。私は断れないから。私は素直でお人好しで自分を押し殺してまでも他者の気持ちに敏感だから。それが理由。そんな理由で介護と闘病生活が始まったのです。

そんな中、わたしのターニングポイントがありました。休職中、父の介護をしている時の話です。父はいわゆる毒親です。きまぐれでせっかちで短気の頑固オヤジ。昭和初期の人間っぽい。ちゃぶ台ひっくり返したり、男尊女卑で北の偉い人だと勘違いしてる。

そんなある日。わたしがいつもと違うことをしたのがきっかけでした。いつもなら外出するときに行き先を父に伝えるのに、伝えなかったんです。そして、わたしは外出先から自宅に戻り、玄関の鍵を開けるも開きません。・・・え、何でだろう?おかしいな。って、!よく見たら内側から新しい鍵が取り付けられていたのです!!!(よくもまぁ)連絡しても応答せず・・・。そんなこんなで父から家を閉め出され、住む家がなくなりました。


↑実際の写真↑

数日後・・・わたしは真相を確かめるために実家に戻りました。本気なのか冗談なのか。実家の様子を見てみようと決めました。家に到着したのと同時に、タイミングよく父が玄関からやってきて、わたしを見るなり怒った顔をしています。すると父は車に乗り込み、わたしに向かって走ってきました。わたしは驚きから恐怖に変わりました。そして、全力で逃げてきました。・・・コンビニまで入ると追ってはきませんでした。普段から運動はしていなかったけど、その時は足が早かったです。(多分)・・・そして、わたしは本当に住む場所がなくなった事実を受け入れました。

家は転々としていましたが結局、新しい家に安定して住みはじめました。実は介護していたおばあちゃんの家。2020年6月に亡くなりました。原因は認知症と脳卒中。同じ月におじいちゃんも亡くなった。言わずもがな父の介護もいらなくなった。3人分の介護がなくなって、やっと自分の時間が増えました。やっと休める!解放された!・・・と思ったけど、中身は空っぽな人間なんだ、という気持ちでいっぱい。引っ越してきた当初は、まぁリラックスできなかった。不安で動悸もする。食欲ないし痩せて体力がない。自分て何者なんだろう?何のために生きているんだろう?なんて価値のない人間なんだ。その繰り返し。・・・
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しばらくして自助グループで知り合った友人からメンクリを紹介してもらったことがきっかけで、良い兆しがあった。そこのメンクリで正しい診断がつけられた。いままで効果のなかった薬から開放され、新しい薬が自分に合った!ようやく病気の症状がコントロールできるようになりました。

それと、もう一つ。自分の生き方って?これからどう生きればいいかわからない。・・・そのためにわたしがとった行動は、過去の自分と向き合ったことです。自分のやりたいことって何?自分って何者なの?生きてて価値があったけ?・・・まとめてみました。

《そもそものきっかけ》
・職場を休職したから時間ができた
・父から家を追い出されたことで、自分と向き合う時間が増えた
・双極性障害が再発する原因を知る必要があると考えた

《過去の体験》
・他者に認めてられて、自分の価値があると思い込んでいた
・身近な人たちから搾取されていた(利用されてた?!)
・周りの人たちに合わせなくてはいけないと思い込んでいた
・無責任な大人が多いことを知った(介護放棄?)

《過去から学んだこと》
・他人は責任を負わない。
自分の考えを話すことが多い
・他人と同じことをしても失敗することのが多い
(障害の特性?)
・人の顔色を伺うから感情を先読みできるようになった
(対人過敏?)
・普通の人が作った社会で普通のように生きなくていい
(たいてい失敗する)
・自分がやりたいことがあるって生きる意味感に繋がる!
そしてその手段はたくさんある。
やり方はひとつじゃない
・搾取してくる人からは距離を置くこと
(物理的にも心理的にも)
・他人はあなたの健康を心配してくれるけど責任は持たない。
(健康を管理するのは自分自身。)

・・・・自分って何者なのか、だんだんわかってきた。そして・・・病院2021年12月退職を決めました。なぜ退職したか?自分のやりたいことの手段が違っただけと言うことに気づいたからです。因みに、精神障害を日常生活が送れるくらいまでコントロールできるようになったから復帰はできたし、自分がやりたい仕事でもありました。けど復帰しなかったんです。理由は過去を振り返ったら自分が見えてきたから。わたしがやりたかったのは、「精神障害者が自由にいきたい。社会の常識やらルールの枠に縛られない。」こと。搾取される人生は避けよう。

わたしはいままで遠回りした人生だけど、過去の自分から充分に学ぶことができた。自由に生きるための最短ルートはないかもしれない。けど、私の経験を知って、活かして、幸せに、そして自由に生きることができればそれでいいじゃない!そんな人へ贈ることができたらなぁ・・・。









[過去の自分へ]

ありがとう。よく、いままで病気を発症するぐらいのストレスがかかるまで頑張ってきたね。未来の私にはできないからちょっと尊敬するよ。
けどね、もう我慢なんてしなくていいんだよ。あなたの価値は他人が決めるものなんかじゃないんだから。もっと大きく手を広げて自由に生きていいんだって!やりたいこと、やりたかったこと、子供の頃得意だったこと、思い出してみて。過去の自分も未来の自分もすべてあなただけのものなんだから。
いまの生活に満足してる?他人が決めたルールとか社会とか小さくて窮屈だよ。精神障害を発症したり再発しても誰も責任はとってくれない。精神障害になってからやりたいことが制限かかるよね。例えば学校選びとか職業を選ぶときとか。けど他人は、「病気だからやめた方がいい」とか言う人が多いよね。けど結局のところ、自分の人生は自分で選択して切り開くものってことを過去のあなたから学んだんだよ。だから健康に責任を持つのは自分なんだ。他人は良くいえばアドバイスしてくれるけど、そのあとのことは責任は背負ってくれない。だから、やりたいことが見つかってて精神障害があるから諦めるなんてもったいない!自分のやりたいことが見つかった未来の自分は希望に満ち溢れてて、時間が早く流れるみたいなんだよ。例えば、いままでなんとも気付かなかった小さな幸せを感じるようになったよ。鳥の鳴き声が微妙に違いがあるとか、チューリップの花が朝と夜とで開き方が違うとか。ね、そう。安心していいよ。未来の自分が大丈夫なんだから。






どうするか
どう生きるか
人生の目的は
あなた次第




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