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飼育日記「めだかのきもち」㉞ヌマエビベビー危機一髪

冬眠モードのメダカ鉢は、夜明けと昼の水温を記録するくらいで、飼育日記は2行で終わる。今朝のベランダビオトープは5度、窓辺のガラス鉢は17度。他に書くことがない。と思っていたら…

事件が!

窓際のガラス鉢で、いつのまにか生まれているヌマエビのベビーが、健気な足取りで上に登ってくる。朝日を浴びて、小さく透き通ったボディが愛らしい。

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と、水面近くのガラスに止まって日向ぼっこの4ミリほどのベビーを、至近距離でじっと見つめるメダカがいる。不穏な目線…

行くのかっ!、と思った瞬間、パクリ!

えっ!

君達、共存してたんじゃないの?食べちゃうの?

ビックリしていると、次の瞬間…

ぺっ、と吐き出した。さらに驚いたのは…

丸くなって吐き出されたベビーは、すぐさま体を伸ばすと、ヒュッと水草の中に姿を消した。

展開が早すぎて、理解が追いつかない。ほんの5秒ほどの呆気に取られる出来事だった。

食感がお気に召さなかったか、口の中でエビが必死の抵抗をしたのか。

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平和に見える小さな生き物の世界にも、生存のための様々な攻防。ビックリだけど、生まれたてのチビエビの逞しさは、ちょっと笑える。                                          

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