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改めて考える『地球温暖化』

6月は「環境月間」、6月5日は「環境の日」ということで、まずは地球温暖化について改めて考えてみたいと思います。

地球温暖化とは

地球の温度が上がってきている現象を「地球温暖化」と言い、地球がどんどん暖かくなっていくと、私達人間の他、たくさんの動物や植物たちが、これまでのように生きていけなくなってしまいます。

地球温暖化君

地球温暖化の原因

私達の住んでいる地球は、太陽の光によって温められ、地球から宇宙へ逃げる熱を「温室効果ガス」がつかまえて、私たちが生活しやすい温度に保ってくれています。

しかし、この温室効果ガスが増えすぎてしまうと、地球の温度がうまく調節できなくなってしまい、地球温暖化という問題が起きてしまいます。

温暖化 図

温室効果ガス

温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化炭素などがあります。

そのなかで、地球温暖化の一番の原因といわれるのが二酸化炭素です。二酸化炭素は、自動車や飛行機を動かしたり、電気を作ったり、ごみを燃やしたりすることでたくさん発生しています。

そして、地球温暖化の二番目の原因といわれるのがメタンです。メタンは、牛や豚などの家畜のゲップや天然ガスを掘り出すときなどに出てきます。

温室効果ガス 割合

乗り物を動かしたり、電気を生み出すもとになる、石炭や石油、天然ガスなどをたくさん燃やしたりすることや、食料などにするための家畜をたくさん育てたりしていることで二酸化炭素やメタンといった温室効果ガスが増え続けます。


地球温暖化が進むと…

①海の水が増え、陸地が減る。

南極や北極などの寒い場所や、高い山などにある氷や氷河が溶けて、海の水が増えてしまいます。海の水が増えると、海の水位が上がって、低い場所にある土地や小さな島などが海に沈んでしまう恐れがあります。

島沈没


②動物や植物が少なくなる。

寒い場所の氷が溶けてしまうと、氷の上や冷たい海で暮らしている動物たちが生きていけなくなってしまいます。そのほかに、海の水位が上がって陸が減ることで、森の木や花、森の中に住んでいた動物たちの住む場所がなくなってしまうかもしれません。

ホッキョクグマ


③気候が変わる。

今まで寒かったところが寒くなくなったり、暑かったところはさらに暑くなったりすることが予想されています。氷が溶けたりして海が広がることで、雲ができるしくみや風の吹きかたなどが変わってしまいます。そして、大雨や洪水、台風が増えたり、雨や雪が少なくなる場所や、砂漠になる場所が増えるかもしれません。

地球温暖化 気候


④病気(伝染病)が増える。

地球全体が暖かくなると、気温が上がる場所が増えることで、アフリカなどの暑い地域で発生していた伝染病にかかる人が増えるかもしれません。とくに、蚊に刺されることで高熱が出る「マラリア」などの病気が増える心配があります。

マラリア


⑤食べ物が少なくなる。

気候が変わってしまうことで、雨が降らなくなる場所が増えたり、台風や洪水が増えて田んぼや畑がダメになったりするかもしれません。そうなると、お米や野菜などの農作物が取れなくなってしまうことも考えられます。動物などが生きていく環境も変わってしまうので、肉や魚などが少なくなってしまうことも。

地球温暖化 作物


地球温暖化を止めるには?

私達の生活が、エアコン、テレビ、冷蔵庫などのたくさんの電化製品に囲まれ、自動車で好きな所へいつでも行けるような、便利なものになればなるほど、地球上には大量の二酸化炭素が排出されることになり、地球温暖化を加速させているのです。

つまり、私たちが大量のエネルギーを使用することによって引き起こされています。

地球温暖化を防ぐためには、私たち一人一人が、省エネルギーに取り組むことが大切です。

次回は、地球温暖化対策についてまとめてみたいと思います。

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