好きと成果は必ずしも比例しない。

釣りと開業は似ている。

私は魚釣りが好きで、海釣りをします。

その日は朝４時に友人と待ち合わせ。いちばん魚が釣れる日の出の時刻に合わせたはずが、全く釣れません・・

しかしすぐ隣で釣りをしていた、いかにも地元の方らしい６、７０代のおじさんは釣れている様子。

声をかけて、何が釣れているか聞いてみました。

すると、「釣りのやり方」を教えてくれることになりました。

そのおじさんいわく、魚を釣るコツは「棚と針」。

棚というのは魚のいる場所のことで、当たる棚に向かって、当たる釣り糸を垂らせば１００％釣れる、というのです。

そこで私は、おじさんの教えに習い、当たるという釣り針を300円で買い直しました。

釣り針を付け替え、言われた通りにやってみました。

すると、、、

今までまったく反応がなかった事がウソのように、魚が釣れる釣れる！

おじさんを「先生」と呼び、なんと５時間半、真っ黒になるまで釣りに精を出しました。

結果、アジ・サバ・カマスを大漁５０匹！！

今までの釣りは何だったのか・・とショックになるほど釣れました。

『一生懸命自力でやってもうまくいかないけれど、良い先生に出会うとこんなにも成果がでるんだ』と魚釣りおじさんの先生に学び、実感しました。

これって、開業とも同じですよね。

好きな事だからといって、努力したからといって上手くいくわけじゃない。

思うような成果が出ない時、うまくいっている人にうまくいくコツを教えてもらえば、ぽーんと即突き抜けられる。

人の力を借りると、予想以上の成果が一瞬で出る。そして成果が出ると、ますます好きになる！

釣りも開業も本質は一緒ですね。

この話、たまたまそのおじさんに聞けたから運がよかっただけでは？と思う人もいるかもしれません。

どういう人が魚釣りがうまいのか？どんな人に聞いたらいいのかを見抜くコツもちゃんとあります。

経験があって、毎日やってる人。

釣りの場合、経験があって毎日やっている人はすぐわかります。持ち物、声かけ合ってる雰囲気、身なり。（私と友人はそれを地元臭と呼んでいる）

近所から来ている人はTシャツに短パン、ビーサンみたいな格好で、持ち物が身軽な人が多い。

ベストを着込んでいたり、靴まで気合いが入っている人は一見本格派だけど、その気合が毎日やっていない証拠。この日のためにわざわざ準備して来た人が多く、経験は浅い事が多い。

聞く相手はどっちか？といったら、断然前者ですよね。

好きと成果は必ずしも比例しない。自分ひとりでがんばっても思う結果が得られない時は聞いちゃうのがいちばん。聞く相手を間違えない事。

良い先生をみつける事が最大のコツだな、とその日しみじみと学んだのでした。

・・今日はここまで。ではでは、また！

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