ある晴れた春の日の木陰にて
日本のどっかの青空の下、木漏れ日の差す庭に座って今、これを書いている。
帽子にマスク、日焼け止めの完全武装で。
木の葉のサワサワという音と遠くの鳥のさえずり。虫の羽音もする。
ああ、静かだ。音がするけど静かだ。
春っていいですね。生きてるっていいですね。
小さな苔の世界と、大きな木と空の世界。どっちの世界も素敵だ。
人間はちっぽけだ。だけど賢い。だから弱い。だからこそ、強い。
助け合って生きのびようよ。このつらい世の中を。
この世界には本当に知らないことが山ほどあって、自分が生きている世界・知っている世界はそのほんの一握りなのだから。
世界は分けてもわからない。
だけど、わかろうとすることをやめてはいけない。
人間のすごいところは、考えること・知ることで幸せを感じられるところ。
その点は、すごい生き物だと思う。
考えなくても生きていける植物のような、置かれた場所で素敵な花を咲かせるような生き物になれたら楽なのかもしれないけれど。
人間として縁あって生まれたからには、考えて、世界を知って生きていくことが大切なのではないのかしら。
(ある日の日記より)
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