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immunitas:academia ルール詳細

ここでは、immunitas:academia の紹介 で書ききれなかったルールの詳細、戦略性について説明します。

(このゲームは2020/5/29までの間 アークライトショップ ゲームマーケット2020春特設会場でご購入いただけます。)→【終了しました】

今後の販売方針は現在競技中です。Twitter(@BioGamesLab)にて告知します。

ルール詳細

加護カード

ゲーム開始時に、加護カードを1人2枚ずつ配ります。プレイヤーは好きな1枚を選び裏向きにして手元に残します。この加護カードはそのゲーム中にプレイヤーを助けてくれます。加護カードは20種類あります。

このカードを使用することでゲームの難易度を下げることができます。

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病原体カード

病原体カードを使用する場合、ゲームの開始時加護カードを配る前に病原体カードを選びます。

菌カードは6枚、ウイルスカードは4枚あります。菌カードの中から2枚選び、片方を菌X、もう一方を菌Yとします。ウイルスカードの中から1枚選び、それをウイルスZとします。それぞれの病原体カードは、対応する病原体ボードに置きます。

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それぞれの病原体カードには、3つの効果が書かれています。1段階目の効果は弱く、3段階目の効果は強いです。これらは、病原体ポーンがどの段階にあるかによって発揮するかが決まります。例えば下の図では病原体ポーンが1段階目にあるため、1段階目の効果「好中球<貪食>により取り除ける緑膿菌の数−1」が発揮されます。

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段階が上がるほど病原体を取り除くのが難しくなるため、計画的に取り除く必要があります。

病原体の殲滅

病原体が取り除かれた結果0個になった場合、その病原体は殲滅されたとみなします。その後病原体フェイズでその病原体は増えることがありません。つまり倒すべき敵が減ることになります。

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ゲームの終了条件

以下の条件のうちどれか1つが満たされた時点でゲームが終了します。

①3つあるうちの2つの病原体が殲滅される

②1つ以上の病原体ポーンが終了マスに到達する

③10ラウンド経過する

この後得点計算を行い勝者を決めます。

得点条件

①3つの病原体それぞれについて、殲滅できていれば、得点トラックの数字がそのまま点数になります。殲滅できなかった病原体については、得点トラックの数字の半分が点数になります(切り上げ)。

②3つの病原体それぞれについて、最も得点トラックの点数が高いプレイヤーは3点を得ます(複数人いる場合は全員が3点ずつ得ます)。

③加護カードによる点数の変化を処理します。

④デッキの中に含まれる「炎症」や「発熱」のカードによる減点を処理します。それぞれ1枚に付き2点、1点の原点です。

得点条件

免疫細胞カードの詳細

免疫細胞カードは、実際の免疫細胞を元に作られています。

カードを新たに獲得したいときは、主に樹状細胞造血幹細胞を使用します。

獲得免疫のカードであるヘルパーT細胞B細胞のカードは樹状細胞の2段階の効果を使用することで獲得することができます(図左上)。また、獲得免疫のカードを使用することで、好中球マクロファージNK細胞キラーT細胞などで取り除くことのできる病原体の数が増えます。

免疫細胞カード関連性

一時効果と継続効果

免疫細胞カードの効果には、2種類あります。一時効果を使った場合、そのカードは一時カード置場に置かれ、そのターンの終わりに捨札に移動します。一方で、一部のカードは継続効果を持ち、継続カード置場に残り続けます。獲得免疫のカードは継続効果を持つものが多いです。

戦略性

自然免疫戦略と獲得免疫戦略

戦略は大きく分けて2つあります。1つは、自然免疫のカードだけを使って早くゲームを終わらせる戦略で、もう一つは獲得免疫のカードを使ってガッツリ点数を稼ぐ戦略です。

自然免疫のカードは最初から手札にあり水色で統一されているので1ターンに複数枚出しやすいです。また、新たに獲得するのも比較的簡単です。そのため、序盤に着実に病原体を取り除くことができます。しかしカード1枚1枚の効果自体は弱いため、そのままでは病原体を取り除きれないことがあります。

一方の獲得免疫のカードは獲得するまでに時間がかかります。また、タグの色が自然免疫と共通していない事が多いので、獲得免疫のカードを使用するターンには自然免疫のカードを使いづらいという欠点があります。しかし一度手に入れると自然免疫のカードよりも強力であるため、後半での逆転が可能です。

他プレイヤーの戦略を予想する

加えて、このゲームでは他のプレイヤーがどの病原体を狙っているかを予測する必要があります。複数人で1つの病原体を狙ってしまうと、あまり取り除けなかったり、トップボーナスが取れなかったりします。一方で自分一人で病原体を取り除こうとすると取り除ききれないリスクがあります。殲滅できなかった病原体の点数は半分になりますのでこれは大きなリスクです。

他人と狙いが被ったことで全然点数が稼げないことは避けつつも、ある程度共闘していくのが大事になります。

加護との相性

20種類の加護カードは、特定の条件を満たすと点数が得られるものや、特定のカードを強化するものがあります。加護カードと相性の良い戦略を取ることが高得点への近道です。

病原体との相性

加護カードを選ぶ時にはそのゲームで使われる病原体が分かっているため、3種類の病原体の効果を見た上でそれに対処しやすい加護カードを選ぶことも大切です。

まとめ

以上がimmunitas:academiaの全体像です。加護カードと病原体カードの組み合わせによってゲームごとに異なる展開が楽しめます。Twitter(@BioGamesLab)で情報発信もやっていますので是非フォローをお願いします。





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