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「日本の伝統療法の世界」 按腹とは

日本での腹部の重要性は古来からよく使われている表現でも明らかです。

「腹が立つ」「腹黒」「太っ腹」「腹を決める」「腹に据えかねる」「腹を割って話す」「腹に入れておく」など、

心臓や脳を使うはずの表現が「腹」が気持ちや本心を表す言葉として引用され、日本独特な文化だとされています。
日本人にとっては、その場所に意志や心が宿っていると考えられていたため、江戸時代までお腹の診断を行うことは極自然のことでした。

手動技術としての私たちの仕事では、どの症状が腹部の症状の出現にどのようにつながるかをよく知っています。硬結、しこり、硬い領域、特に「空の」領域、へその周りの腫瘤。これらの症状はすべて、器質的障害と感情的障害の両方による内臓の問題を反映しています。腹部の領域に取り組むことにより、三重の炉床とすべての内臓の両方が活性化され、エネルギーの再循環を促進し、私たち全員に固有の自己治癒能力に力を回復させます。

これらは、江戸時代に按腹を行っていた施術師の言葉ですが、時が経った今も変わらず「腹」の調子が整えば体の具合や脳、心もクリアになり、活力が戻ってきます。

日本では、江戸時代の多くの芸術が栄え西洋医学もまばらだった時代に按腹は大きく発展しましたが、その原型は中国から伝わり平安時代にはその痕跡があります。

現代日本医学に革命を起こした日本の吉益東洞は、
「腹部は生命の基盤であり、百の病気の根源である」
と述べました。

アンプクで使用される技術は、手を安定させて腹の上で保持することで、
「腹部を和らげる」または「落ち着かせること」をします。

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