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バイオ研究支援ツール事業におけるライフサイエンス研究者向けメールマーケティングの動向について

バイオアソシエイツ社の最近の調査によれば、2人に1人のライフサイエンス研究者がメルマガを購買検討の情報源であると回答していて、メーカー等のメルマガは現在でも、多くの研究者にとって重要な情報収集の手段となっていることが明らかになっています。

またメーカー側も「引き合いを増やしたい」「顧客とのコミュニケーションを強化したい」「ブランドの認知度や想起度を上げたい」などといった目標を挙げてメールマーケティングに取り組まれているようです。

メールマーケティング(メルマガ)は古くからある手法ですが、現在でも有効です。

機会損失を防ぐためにも、遅れずにメールマーケティングに取り組むことが重要と言えるでしょう。

メールマーケティングをやらないリスク

競合メーカーに遅れを取る

メルマガは顧客のメールボックスに直接届く媒体のため、購買意欲を高めてホームページに誘導するのに最適な媒体です。適切なメルマガを定期的に配信することで、顧客との関係性も維持・向上できます。

一方で、メールマーケティングを導入していない場合、情報提供で競合に遅れを取る・引き合いを逃すなどのリスクが高まります。

新規顧客の開拓が遅れる

比較的若い世代のアカデミア研究者や企業に所属する研究者は、購買情報の収集で自らインターネットを利用するケースが多くなっています。新規ユーザーの開拓とリピートユーザーとの取引を同時並行で進めていくなら、メルマガなどインターネットツールも活用しないと引き合いを逃すリスクが高まります。

営業の負荷が高くなる

マーケティングの考え方として、マーケティングが引き合いを創出(リードジェネレーション)し、セールスが売るという流れが基本ですので、マーケティングが機能していなければ、必然的に営業が全ての工程に時間を費やすことになり、販売効率が低下します。

メールマーケティング実施を阻むもの

一方で、メールマーケティングへの取り組みが遅れるケースでは、次のような原因が存在するようです。

専任者がいない

インターネットマーケティングを実施するには、社内に戦略立案や効果測定、システム運用のスペシャリストが必要です。

2002年から特定電子メール法が施行されましたので、法律にも注意を払う必要があります。

ネタ不足

研究者に読んでもらうネタ(文章)を社内で書けない。ネタが続かない。キャンペーン情報だけでは飽きられてしまい、最悪、登録解除やクレームといったこともあり得ます。コンスタントに価値のあるメルマガを配信するには、コンテンツの企画作成にチームで取り組む必要があります。

サイエンスライターがいない

上記と関連しますが、研究者向けの記事は高度に専門的で学術的な内容になるので、ライフサイエンスや医学に精通した記事執筆者(サイエンスライターやメディカルライター)の参画が必要になります。

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