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「びーのびーのガイド」コアサポーターを経験して感じたこと

6月1日より、「びーのびーの幼稚園・認定こども園・保育園ガイド2025年度入園版 」(以下、「ガイド」)の販売が開始されました。これからお子様の就園を予定しているみなさまに、充実した園選びをしていただくための1つのツールとしてたくさん活用していただけると嬉しいです。

私は、今号でコアサポーターとして携わらせていただいた小学生のママです。完成したガイドを目の前に、安堵と喜びに浸っています。
ガイド制作のすべてを知るわけではない私が大変恐縮ですが、ガイド制作を通して感じたこと、園選びに対して思うことなどをお話しいたします。

コアサポーターとは?
ガイドは入力・校正・イラスト・デザイン・広告営業など、仕事単位で関わっていただけるサポーターさんと一緒に作っています。今回はそのサポーターさんの中から、企画編集や各園とのやりとりといったより深いところまで担っていただく方々をコアサポーターと位置付けて制作しました。

事務局に納品されたガイドと一緒に、担当者で記念撮影!



園との出会いのきっかけになったガイド

私自身、幼稚園選びの際にびーのびーのガイドをたくさん活用しました。ガイドを熟読するのはもちろん、実際に園を見学して情報収集しました。
はじめは通いたい園の候補がすぐに決まると思っていましたが、何を基準に選んでいいかわからなくなってしまって決めることができず、周りの方がどんどん決めていく中で焦りを感じました。きっと、園選びにおいて何を大事にしたいか決まっていなかったことが原因です。

その後、もう一度じっくりガイドを読み見直し、興味のある園を広げることができたおかげで、子どもの育ちに何を大切にしたいかを気づかせてくれる園との出会いがあり、親子ともに楽しく充実した3年間を過ごすことができました。
私たち親子にとって、小学校に入るまでの成長がとても重要であると感じました。その当時、『よこはま☆保育・教育宣言』にあるような、乳幼児期の育ちの重要性を知る機会は今よりも少なかったのではないでしょうか。

園との出会いのきっかけをくれたガイドへの感謝の気持ちと、同じ地域で子育てをしている方と園選びを通して見えない繋がりができたらいいなという思いのもと、4年ほど前にガイドサポーターとしての活動を始めました。

子どもが生まれ、親になって、自分自身にさまざまな変化がありました。特に感じるのは、「自分ができることはやってみよう」と行動するようになったことです。
以前なら「能力やスキルがない私より、誰かほかの人がやったほうがうまくいっていいのでは」とまず考えていました。そんな私も、子どもを通して出会った方々、通った園でのたくさんの出会い、びーのびーのにおけるガイド制作やココマップ編集会議への参加などを通して、「せっかく声をかけてもらっているなら、自分ができることはやってみよう」と思えるようになり、今号のコアサポーターにも挑戦してみることにしました。

ガイドの変革期

情報を得るのは「まずスマホ」が当たり前の時代になり、各園のホームページも、以前よりとても情報が見やすく作成されていると感じます。また横浜市でも2023年に公式サイト『えんさがしサポート★よこはま保育』がスタートし、スマホで簡単に調べることができるようになりました。

園選びのツールが変化する中で、ガイドに求められていることも変わってきているのではということもあり、今号の園情報ページは、保護者のみなさまの声を中心とした内容になっています。実際に通われている方からの情報です。今回もお忙しい中たくさんの保護者の方が協力してくださいました。
ぜひ貴重な声から園生活をイメージしていただきたいです。港北区では保育園を希望される方が年々増え、園選びに求められている情報自体も変わってきていると思います。とはいえ、ガイドが園選びをされる方に寄り添うものであることは変わっていないと自信を持っています。

実際にコアサポーターとして活動してみて

よりコアな部分まで担当する、その名の通り“コアサポーター”は3人のママが交代で制作作業をしました。限られた時間での作業ということもあり、バタバタとしていることが多かったのですが、スケジュールの調整や作業の分担など助け合いながら進めることができました。

アンカーチェックの作業の様子

ママ同士の会話には、「ありがとう」が多いと感じています。普段忙しくしていることをお互いに想ってのことなのでしょうか。今回もそのような関係性でいられたことに感謝しています。
またサポーターのみなさまにもたくさんご協力をいただきました。いつも快く「やりますよ!」と言って下さり、とても心強かったです。

制作を進める中で、過去のガイドが毎号、いかに細かなところまでこだわって制作されていたかを実感しました。制度やしくみなどの情報ページでは、どれくらいの文字数であれば読みやすいのか、説明文が多いと読みづらいのではないか、求められている情報は何かなどを話し合い、誌面にも反映しました。
どうすれば伝わりやすいかは、まずは自分が情報を正しく理解する必要があり、また正解があるものではないので難しいと感じたポイントです。実際の誌面では、文字中心の原稿にデザインが施されてわかりやすさがプラスされ、読みやすくなっていることにも驚きました。

そして大豆生田先生との座談会という、直接お話を伺える貴重な機会もいただきました。自己肯定感や非認知能力についての知識を深めたのも大豆生田先生の本がきっかけでしたので、実際にお話を伺うことで改めて子育てで重要なことに気づくことができました。保育の現状も知ることができ、保育に関わられている方、志す方が誇りを持って仕事のできる社会になってほしいと思いました。
大豆生田先生とガイドサポーターとの座談会の様子は、ガイド最新号でご紹介していますのでぜひご覧頂きたいと思います。

大豆生田先生との座談会での一枚


園を探す保護者のみなさまへ

制作を通して印象に残ったのが、保護者の方からの園への感謝と子どもの成長を喜ばれる言葉の数々です。私自身も入園後、園での様子を聞くたびに、子どもを理解し、見守ってくださる先生方の姿に安心したことを覚えています。お子さまにとって、保護者の方と離れて過ごす場所である園は、自分らしくいられる、自分は大切な存在なのだと感じられる、そんな場所であって欲しいと思います。

みなさまの園選びにはさまざまなご状況があり、一概に何がいいとは言えませんが、何を大事にしたいかを考えるだけでも、よりよい園選びに繋がるのではないかと私は思っています。
社会の変化により求められることはさまざまですが、ありのままの子どもを認められる親でいたいと、私自身もガイド制作を通して再認識することができました。みなさまにいいご縁(園)がありますことを強く願っております。
最後に、記念すべきガイド25号に参加させていただきありがとうございました。

ガイドコアサポーター 頓宮

6月2日、くまざわ書店アピタテラス横浜綱島店で行われたガイド即売会にて


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