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仕事の本質とは?無職になって、振り返ること

月末に退職を控えた3月初旬。4月以降の収入の柱を見つけられずに焦る中で、仕事の本質について考え直す機会がありました。

・この考えを持って働けていたら、前職での姿勢は変わっていただろうか?
・この考えのもとで、前職の大企業のリソースを使えれば、どんな目標が達成できただろうか?

退職をした今、前職のことを考えても仕方がないのですが、そのような思いを馳せてしまうほど、私にとっては重要な気づきでした。

仕事=「誰かのため」になること

仕事は感謝されるところにある

「お金のためだと思って仕事をしていない」
ある方にこのように言われたとき、正直少し反感を持ちました……

ですが「仕事は誰かの感謝によって生まれている」という視点を持ち始めると、少しずつ、仕事の中での見え方も変わってきました。
目の前の業務だけにとらわれるのではなく、社会とのつながりを含めて自分の仕事を客観視できるようになった、という感じです。

例えば営業職の場合、目の前の業務目的は「自社の売上額をあげること」ですよね。そこで視点を止めるのではなく、相手の立場からの視点も考えてみます。

すると今までは「どうやって自社の商品を売るか」だけであった視点が、「相手のニーズや利益は?」「相手の希望のために、自分は何ができる?」という視点になってきます。
その視点を持つことができれば、提案する内容も相手に寄り添った内容へと変わり、より満足してもらうことができますよね。
その結果、相手の感謝の「見返り」としてお金が入ってきます。

つまり「相手が感謝する」ところに仕事はあり、
相手が満足できること」こそ仕事の本質だと気づきました。

反省と、これからの活かし

前職での反省

前職では、この視点を強く持つべきである営業職に就いていたにもかかわらず、目の前のことしか見えていませんでした。目の前のことだけで判断をして「業務が面白くない」「成長につながらない」と感じていたのです。

「提案の仕方がわからない」と悩んだこともありましたが、商品を売ることしか頭にありませんでした。私がすべきだったことは、まず「お客様に寄り添う」ことだったなと反省しています。

「次の目標を立てることができない」という理由で退職を決意しましたが、
もし、この視点を早く持つことができていれば、より広い視点で目標を立てることができただろう、と実感しているため、少々の後悔は感じています。

お金だけを追い求めても、うまくはいかなかった

退職の決意を固めたあと、フリーランスになりたいと思い、スキルを学ぼうとしました。「この職種が稼げる!」「こうすれば早く収益化できる!」などのメッセージに飛びつき、手を出してみるも、よく分からず。
時間とお金を費やしたうえ、どんどん情報迷子になっていきました。

「独立するために、私は何を売っていけばいいですか」など、浅はかな質問をしたこともあります。
返ってきた言葉は「必要なのはスキルじゃないんだよ

「目の前の人や、社会が何を求めているだろう。そのために自分は何ができる?」この視点を持つことが、仕事をすることの第一歩だと、今はちゃんと分かります。

この視点を持って、早く仕事がしたい

私は、お金や目の前のことだけを追い求めて、前職でもフリーランスへの道でも失敗しました。
初めは綺麗事にしか聞こえなかった「仕事は誰かから感謝されること」という言葉も、この失敗を通して、いかに重要であるかを切に実感しました。

現在は無職になって、このような視点から学び直しています。
貯金額が減っていくことに不安も少し感じていますが、焦って収入を得る方法を考えて仕舞えば二の舞です。

社会が必要としていること」と「自分ができること」についてしっかりと考え直してから、次のステップを目指したいと思います。

この視点を持ちながら行う仕事は、どんな景色が見えるだろう!
とても楽しみです。




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