【感想】7年ぶりにHSK6級を受験しました

3/26はHSK(漢語水平考試)の試験日でした!

前回の受験(2015年)からさすがに時間経ちすぎなので取り直さなきゃ..と思っていたのと、今の自分って実際どんなレベルなの?と思い受験することにしました。

久々に向き合った試験の手応えや反省点など忘れないうちに書いてみます。

試験をふりかえる

まず、試験会場が遠かった〜〜〜!!朝9時に辿り着いただけですでに偉い。行きの電車はHSKテキストを片手に持っている人もチラホラいて、同志よ!!と心の中で思いました。

听力

放送の後半になるまで話の本筋が掴めない問題もいくつかあって、全体的に余裕がなかったです。特に鍵をゴミ箱に捨てる?ショートストーリー、最後まで主旨がわからず。もう少し設問先読み+テーマの予測をする訓練すればよかった。

とはいえ、本質的には「読めても聞こえない単語」が多かったということ。特定の「自分が扱える言葉」しか使ってこなかったこの数年に対して反省です。

阅读

「病語」は後回しにして、最後に残した15分で片付け。そのほかは長文に全力投入。ちゃんと時間配分できたので、長文問題は取れているはず。

今回の阅读に関して、試験用の特別な対策はあまりしなかったけど、普段読むようなネット記事の言い回しや単語の知識、会話で使うような量詞の知識が割と役に立ったと感じました。(热门や发布など)

やっぱり阅读は普段の積み上げが基本だな。(で、発音があやふやだとリスニング撃沈するという)

「病語」については、「この文章、なんか気持ちわるい..」と感じるセンサーが上がってるのを感じました。(给が後ろの内容にかかっていないとか、的が指す名詞が抜けてるなど)

これは、知識というよりも会話の運用力が影響してそうです。自分が扱える構造で話している分、その構造から外れた文章に違和感を感じるというか。

とはいえ補語と同じく感覚で運用してしまっているので、文法的な正しさがうまく説明できないままです。

(逆にいうと、感覚に至るまでの道筋を視覚化したい試みがTwitterに投稿している漫画でもあるのですが…)

书写

10分で暗記、35分で要約。問題の主旨的には内容を把握すればOKなのですが、固有名詞ばかりは暗記でキツかったです。 なんとか無理矢理まとめたけど、最後の方うろ覚えなので主観が入ってないか心配。最後の着地を意識して読めばよかったです。

ただ、言いたいことがドンピシャで言えなくても、自分が使える平易な言葉に置き換えて作文する力は前回より身についていると感じました。

これも自分が扱える言葉を持っているメリットかと思います。

再挑戦で知識の偏りに気づけた

今回、全体を通して自分の中国語力というよりも、「自分が扱える中国語」の範囲や偏りになんとなく気づくことができました。

例えば、私は日常の口語表現や補語に頼りすぎていて文語がうまくつかえない、ニュースに出てくるような単語は読めても発音できないなど。

試験を極めるよりも今ある知識を正しく運用していくことが求められるフェーズにおいて、客観的に偏りを可視化する機会はそうないので良いきっかけでした。

一度身につけた知識や技術も、使い続けるうちにクセや思い込みができてくるので、運転免許の更新のように数年に1回は型やルールに触れる時間があると良さそうです。

そういう意味で、試験の出題内容はクセのない正しい表現が満遍なく用意されているので、試験卒業後の人こそ本当の意味で活用できるのかも。

今まで使ってこなかった言い回しや、読み方がわからないまま素通りしていた単語たちを意識的に拾い上げていこうと思えたので、私は受験してよかったです!結局自分の扱える言葉を偏りなく増やしていくことが大事!

受験された方、試験お疲れ様でした!!!💖

最後まで読んでいただきありがとうございます!!!!いい一日になりますように!