binboujita

心の師匠は、みうらじゅんさん

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最近の記事

人間の芯まで腐っていなくて、良かった…

私は30代半ばで結婚しました。 私も夫も子供を望んでいたので、私の意思で、3ヶ月間、自然に子作りをして、妊娠しなければ、すぐに不妊治療を開始することに決めました。 結局、妊娠できずに、クリニックに受診し、不妊治療を開始しました。 ほぼ毎日、クリニックでホルモン注射をうってもらい、タイミング法で妊娠を待ちました。 「今月も、また妊娠できなかった…」と、毎月、生理が来る度に落ち込みました。 不妊治療を開始して、半年が経過しても妊娠せず、「このままずっと妊娠できないかもしれない」と

    • 君の言葉は詩であり、歌詞

      我が子は、自閉スペクトラム症と知的障害があります。 我が子が1歳の時に初めて公衆浴場に連れて行ったときのことです。 我が子は、夫と一緒に男湯へ。 夫は育児でも家事でも、協力して一緒にやってくれる人なので、わが子も懐いているから、何の心配もしていませんでした。 ところが、我が子が大浴場で大号泣。 耳を突き破るような爆音で、女湯にまで響き渡る鳴き声。 人に迷惑を掛けてしまっている申し訳なさで、頭がいっぱいになり、急いで風呂から上がり、休憩所で夫と我が子を待っていました。 する

      • 廃人、山に登る

        7月、心がボロボロになった廃人は、山に登っていた。 山と言っても、頂上まで40分ほどの低い山。 全身から汗が吹き出し、服もビショビショ。 すれ違う人達と交わす「こんにちは」が、廃人の砂漠の心に、恵みの雨の如く染み渡る。 見ず知らずの人達がくれた、たったひと言のプレゼントが、廃人をひとりの人間として認めてくれたように感じた。 心が震え、そして、廃人は思った。 「言葉は、人を元気付けたり、人を肯定する為に使いたい。できるだけ」。 独りよがりの考えかもしれないけど…、偽善者と言われ

      人間の芯まで腐っていなくて、良かった…