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カチン族の奴隷花嫁案件がなぜ#metoo 案件にならない

ミャンマーと中国の当局が目をつぶっていることがある。それは中国へのカチン族女性「花嫁輸出」の増大。

彼女達は買われた中国人男性に妊娠するまでレイプされる。そのうちいくらかの女性は出産後帰国を許されるが子供とは引き離される。

なんとか生きて帰国した女性は語った。
「出産して1年後、その中国人男性は私に選択肢を与えました。私は帰郷する許可を受けましたが子供は置いていかねばならなかったのです」

中国は深刻な男女の人口差に悩んでおり、女性人口のパーセンテージは1987年以来低下をたどっている。その理由は一人っ子政策と男尊女卑による性選別による中絶。

中国人は家系を絶やさないために長男を残したがる。そのため懐妊したのが女児だと分かればあっさり堕ろしてしまうのだ。

また中国では3~4千万人の女性が行方不明になっている。彼女達はもう生きていないだろう。

男余りゆえ、中国では何百万人もの男性が配偶者を得ることが出来ない。そこでより貧しい国からの国境を越えた女性輸入という人身売買が増加した。

カチン族女性は彼女達の親戚や友人など信頼している人々によって売買される。ある女性は聖書研究会の仲間に裏切られた。

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