Never LeatherローンチParty & 植物由来のレザー素材 大集合!!
3月24日に、友人の中川まりなさんが立ち上げた、ココナッツウォーターを原料にしたレザーのブランド、Never Leatherのローンチパーティーに呼んで頂いた。
いやー、コンセプトを明確にしたブランディングが洗練されてて、学びが多かったのでシェアしたい。
Never Leatherって?
インドのMalaiで製造された素材を日本で販売しています。
よくあるビーガンレザーの中には、植物由来の素材が一部で人工素材が混ざっていることが多いですが、Malaiの素材は100%植物由来。
土に還せる がコンセプトになっています
さよならの作法
良いなと思ったこだわりが、イベントでも実際にコンポストをもって見せていたこと。
よくあるキャッチコピーである「土に還すことは可能です!」を単に伝えるだけでなく、商品が返ってきたら皆で堆肥化してみよう。ってところまでデザインしてるの素敵だ。
さらにそれを、「使い古された後にゴミとして捨てないで土に戻してください」というのを「さよならの作法」ってキャッチコピーで表現されてるのがよい。
僕自身にブランディングセンスがないのもあるけど、自分たちが示したい価値観をちゃんとデザインとして表現し、ブランディングされてて、終始、感動した。
今はオンライン販売のほか、有楽町マルイの #エシカルな暮らしのデザイン さんのところでも販売しているとのこと。
人を繋ぐ媒介者
なんで、デザインにもファッション業界とも畑違いな私がこのイベントにいる経緯が面白いので紹介したい。
Pelliqua
コンブチャをベースに植物由来のレザー(的な)素材を開発している乾さん。
知り合ったのは5年ほど前。3年前には、一緒に廃棄物の事業の調査をしていた。
その後、私はインドで廃棄物の事業を手掛け、乾さんはセルロースに目覚め、筑波にラボを作り開発へ。
その後、商品開発を経て、Pelliqua というブランドを立ち上げ、イタリアなどに販売を始めている。
昨年に、乾さんが流山にラボを移転するというので、そのお披露目会(焼肉パーティー)に呼んでいただいた。
その投稿をストーリーに上げたら、まりなさんから連絡が!
まりなさんとは12年くらい前に知り合っていて、当時はアフリカ繋がり。その後、お互いに(都市は違うけど)インドにいたので、連絡を取り合ったりしていた。
まりなさんから「私もココナッツウォーターを使ったレザーをしているのですが、紹介頂けませんか?」と。
まりなさんが植物レザーをしているとは知らず、お二人をお繋ぎさせて頂くことに。
コンセプトや想いが似ており、意気投合した二人を招待して、濃ゆいメッセンジャーグループを立ち上げることになった。
RicciEveryday
そこにウガンダ起業仲間のRicci Everydayの仲本 千津ちゃんにも声をかけてみた。
Ricci Everydayはメインのアフリカンプリント以外に、ウガンダの樹木素材のレザー、バーククロスの素材も扱っている。
バーククロスは、ウガンダの伝統工芸であり、木の皮を使った素材だ。
これで3人目!
mushco
そして、2週間前にインパクトシフトという集まりで偶然出会ったのが、マッシュルームレザーを使った製品の販売をする、mushcoの日野さん 。
グループメンタリングの会でご一緒して話を聞いているうちに、これは植物由来のレザーの僕らのグループに招待してみよう!と誘ってみた。
100%天然の植物由来だけのレザー的な素材
100%天然の植物由来だけのレザー(的な)素材を扱う、とんがっている4人の起業家!
なんか、こういう感じで尊敬する友人や知り合った面白い人たちが繋がっていくの楽しい!
色んなところで当事者でなかったとしても、媒介者として関わりたいな!って思ったひと時だった。
革の代替ではない
ちなみに、植物由来のレザーって言い切ってないのは敢えてである。
レザーとは革のこと。本物の皮を本革、偽物の皮を合成革などと言う。植物由来のレザーっていうと、レザーの偽物っってイメージを受ける。
「レザーと言わずにこの素材をどう表現したらいいんだろう?」という議論が、内輪のチャットでずっとされていた。
世の中にあるビーガンレザーも難しく、100%が植物由来のものはかなり稀だ。多くは20%くらいは植物由来で出来ていても、他は合皮や動物の皮などを混ぜている場合が多いそうだ。
ぜひ、我こそは、植物由来の素材を扱っている!という方がおりましたら、メッセージ下さい。上記の方々にお繋ぎ致します。
(※私はファッションも素材も扱っていない素人ですが)
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