号泣

どうも。

いつも通り、車屋のバイトを終え帰宅し、風呂に入ってたら社長から1本の電話が鳴った。

特に何事もなく、1日の業務を終えていたから、何だろうと思い掛け直した。

1つ身に覚えがあるといったら、仕事中に社長から掛かってきた電話で、元気ないけどどうしたの?と聞かれた時に

「ちょっと疲れちゃってて…」

そう言った。

電話はその事についてだった。

今日は2つのバイトを合わせると13連勤目だった。

正直、ばかみたいに疲れてた。

でも社長からしたら、ラーメンのバイトのことは関係ない。

プライベートで遊んで疲れてるっていうのと同じだ。

たしかにそう、勝手に俺が掛け持ちでバイトしてるだけ。

社長は母親の従兄弟。
俺は母親の息子。

親戚と言えば親戚であり、でも少し遠い。

職場では社長とアルバイト。

このなんとも言えない関係性が俺の中では難しく感じていた。

俺はイエスマンだし、社長の無理なおねがいでも受け入れてた。

でも、さすがに無理あるだろとか心で思ってた。

さらに、車業界は3月がめちゃくちゃ忙しい。
それは秘密だけど…
心身ともにやられてた。

少し遠い親戚だからこそ、社長とアルバイトっていう関係性だからこそ言えない所もある。

この際だから、お互いの本音をぶつけた。

周りの同じ年代の人からの評価は良いけど、
俺は人間として未熟過ぎることを痛感した。

プライドの高さ
求められてることしかできない
学ぶ姿勢

何もかもが足りていなかった。

悔しくて久々に涙を流した。

俺は俺なりに、色んな想いをぶつけた。

でもなんか自分に負けてるような気がして、悔しくて、情けなくて…

いつもヘラヘラしてる俺だけど、車屋では意外と真面目に働いてるって自分でも思う。

どこかで妥協して、言い訳を口にして…

感情をコントロールする力もなくて、

「俺なりに」って言葉はめちゃくちゃ言い訳だなって。

結局求められてることしかできない人間の価値はない。

それ以上の結果で示すしかない。

俺に頼んだから、俺だからここまでしてくれる。
みたいな付加価値をどれだけつけられるのか。

まだ俺には成長の余地があると感じた。

涙なんて社長に見せたことなかったけど、初めて泣いた。

切り替えて、車屋で働き続ける。

成長し続ける。

まだまだ強くなれる。

「らしくあれ」が俺のモットーだけど、
変えなきゃいけない所は変えていく。

完璧な人間はいないけど、限りになく近づくことはできる。
希望を持ち続ける限り。

まだまだ子供すぎる。

大人になれ。

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