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イメージが鮮明であればあるほど

先日、大学でファッションを学ぶ次女と話した。
大学の服の制作の実習で、ワンピースを作ったという。
自分で作りたいイメージを考えて、それからパターンを起こし、仮縫いをして、着てみたけれど、なんだかイメージと違う。
袖はもっとふんわりとしたかったし、ハイウエストにしたかったけどイメージ通りの位置でないし、スカート丈も、何かが違う。
そう話していた。


その何かが違う、という感覚を克服するにはどうすればいいんだろう?
と話をした。

いちばん大事なことは、ゴールのイメージが鮮明であることかもしれない。

服作りというと、紙のパターンを作って、布を断ち、糸と針で縫い合わせる。そんな物理的な動作と思われがちだけれど、
まずは、どういうかたちを作りたい、というイメージがスタート地点。

イメージを明確に思い描いたところで、それを物理的なかたちにするまでの道のりをたどる。
たどり着くまでには、いろんな道がある。

服を作る場合、
立体のイメージを、平面のパターンに落とし込む過程をたどるならば、
頭の中の立体のイメージを、平面に展開するとどうなる?と右脳を使って思い描きながら、パターンのラインを引く。
紙の上にパターンを引くこともできるし、パソコンを使ってパターンを引くこともできる。
そしてその平面のパターンに合わせて布を裁断し、縫い合わせて立体にしていく。
平面のパターンを経由せず、いきなり体にあわせて布を裁断するやり方もあるし、縫い合わせの方法もいろいろ。
私は全く経験がないけれど、3Dプリンターで服を作っている人もいるだろうし、まだだれもやっていない方法がこれから編み出されるかもしれない。

ゴールが鮮明であれば、どんな道のりをたどってでも、そこにたどり着ける。
まずは、イメージありき。

そういえば、思考は現実化するという話とか、スポーツの世界でのイメージトレーニングとか、イメージの世界が重要視されている。

鮮明なイメージ。

そこからゴールに向かうのは、服作りも一緒だと、改めて思う。



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