見出し画像

クラフトビールの角打ち天国・石神井 その2 伊勢屋鈴木商店

今回は石神井公園角打ちの第2弾。

目指すは伊勢屋鈴木商店さん。

なんでも地元練馬のブルーベリーを使ったオリジナルビールがあるらしい。
しかもケグで。

ではでは行ってみましょう。

ファッ!?
昼から出直しました。

店頭の看板にはミード!?にごりワイン!?
春鹿!?南信州ビール!?

ディスプレイに滲みまくるお酒に対するこだわり。
これは面白そうやな──と期待しつつ入店すると、ビールのラインナップも凄かった。

ドイツ、ベルギー、アメリカ、ベルギー
ベルギー、南信州……
チェコドイツオーストリア!

ベルギー!ベルギー!ベルビー!
ドイツ!ドイツドイツドイツ(ジャーマン!)
ベルギーにしてもセントベルナルデュスがズラッとあれば、カラコルもあるし俺の好きなアヘルまである。
国産は少ないが、ずらっと並ぶOgna(南信州)ビールの横に、ポツンと宮崎ひでじの名品『栗黒』。

これは───相当、スゴイ。
クラフトビール流行の文脈には乗っていないが、XXビターがあるあたり、ニューウェイブを無視しているわけでもない。
超珍しい銘柄があるわけではないが、無難銘柄を並べたラインナップでもない。限りのある冷蔵ケースのスペースに、信念で研ぎ澄ましたビールを売っている凄みを感じる。

とにもかくにも。
まずはオリジナルのブルーベリービールいただこう。
女将さん…というよりマダムっぽいお店の方に、瓶を購入して店頭のテーブルで飲んでも良いのか尋ねたところ、「ケグもあるからそちらを飲んだらいかが?」とオススメいただきまして。

はい。

練馬産ブルーベリーホップを使用したビールだ。

うん、甘酸っぱい果汁感とホップの上品さが合わさってスッとした名品……って、これは記憶にある味。
「これ南信州ビールさんで作ってもらってます?」と尋ねたところ、その通りとのこと。南信州ビールの『ブルーベリーホップ』がベースですわな。

ただし。ブルーベリーを練馬産に変更しただけのOEMではなく、南信州ビールさんと打ち合わせをして、ようやく納得できた味になったのよオホホと語るマダム。
そもそも、国産をほぼ取り扱って無いわりに南信州ビールさんはズラッと揃えてるのは何故?とか色々疑問をぶつけてみると、かなりお話し好きな方だったらしく話が弾む弾む。

マダム「最近はクラフトビールがブームだけど、私はヨーロッパのエレガントなビールが好きなのよ」
俺「エレガント!!??」

カラコルサクソーもいただいて、たっぷり1時間飲みつつおしゃべり。
別のお客さんが来たのでフィニッシュとした。

なんだろう。ビールを買いにいく、飲みに行くにも良いお店だが、またマダムとお喋りしに行きたいとの思いも強いな。

大したことをしゃべったわけじゃないが、次に行ったとき覚えてくれているとちょっと嬉しいかもしれん。