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クラフトビールの角打ち天国・石神井 その1 友野屋酒店

突然だが、私の最近のマイブームは角打ち。
もちろん飲むのはクラフトビール(と輸入ビール)。

ビアバーやタップルームもモチロン良いが、
小売店で飲む角打ちは、品揃えや雰囲気だとかお店の人との距離感がちょっと独特で面白いのだ。

そんなこんなで東京や首都圏近郊の角打店を探していたら、石神井エリアに3軒もあると小耳に挟んでしまった。

3軒もっ!?

おやおやおやおや、素晴らしい。
素晴らしいですね石神井。
これはさっそく行ってみよう、そうしよう。

■西武池袋線 石神井公園駅

朝のラッシュの混雑がまだ収まらぬ朝に降り立つ石神井公園駅。
例によって、まともに散策したとこない町なので──少し探ってみるか───プロとして。

そんなこんなでウロウロすると良い感じの広い公園がある……って、これが駅名の石神井公園か。
駅前は飲食店だらけで利便性がくっそ良さそうである。
角打ち店もあるし最高か?

駅前。朝ということもあり飲食店はまだほとんど開いてない。
石神井公園。散歩している人、のんびりしている人。
平日午前中ながら人通りも滞在している人も多い。

■友野屋酒店

今回目指すのは駅から徒歩約5分の友野屋酒店。
朝の8時半からオープンだが、朝一から飲みに来る人間は店の人も想定しておらんだろうし、しばらく間を置いて9時に入店。
外見は雑居ビルにある僕らの町の酒屋さんといった感じだろうか……

うん?奥に肉屋さんと魚屋さんがある!?
フロアぶち抜きでお店が同居!?

最近ではあまりみなくなった、雑居ビル内長屋風マーケット形式。
昔は時々あったよなぁ、こういう形式。
実家の近所にあったビス堺を思い出す。

ズラッと並ぶ日本酒も圧巻。
日本酒のことはよくわからんけど、雪の茅舎がある店は信用できる。樽から量り売りする味噌が置いてあったりして、懐かしき酒屋の雰囲気もある。

ビールの品ぞろえも、当然のように良い。
流行りのブルワリー……バテレ、YマーケットWCB、ホップコタンだけじゃなく、志賀高原、ベアードなども置いてある。
この2社を扱ってる店はだいたい間違いない。

さて品定めも終わり、いよいよ角打ち。
お店の方に「飲んでいっても良いですか?」と声を掛けたところ
「え?今から飲むの?まだ9時なのに!?」みたいに驚かれてしまった。
ビールクズなんです、すまぬ……すまぬ……。
このために朝から石神井公園駅前にやってきたんです。

ビールは松ブルのジューシーラボラトリィIPAをチョイス。
冬の限定ビールでヘイジー寄りのDDHだ。

流石、松ブル美味しいぜ。

時間をおいての2本目はベアードのジョイデビブレ。
ベアードはだいたい飲んでるが、こいつはまだ飲んだことなかった(はず)
スタイルはベルジャンダブル。
この時は既にお昼近くで、テーブル前のお肉屋さん「肉のタナカ」にはお弁当を求める人が引っ切り無しに訪れていた。
店員さんも揚げ物をバンバン作っていてとても忙しそう。

左上に見切れている人は弁当待ち。

これは…あれだな?肉弁当か揚げ物でビールやるのもいいな?
隣の魚屋さん「ゑびすや」の総菜をツマミにサワーを飲むのもいいな。

今回は3店舗を周るために2本飲みフード無しで終わったが、正直もったいなかったな。レポート前提で訪問するのはこういう面がよろしくない。
味噌の写真とかも取れてないし。

これはもう腰を据えて1日がかりで楽しめる店だよ。
総菜をパクつきながらビール5本あける気持ちでまた来たい。
天気が良ければビールと惣菜買って、石神井公園で飲んでまた戻って来て飲み直すのもありか。再訪に向けて夢が広がる良いお店でした。