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エチゴビール・サムタイムズブルース

爽やかなアメリカン小麦ビール。毎年の夏の定番にしてくれ!

どうも、ビールのお時間です

今回はエチゴビールさんの限定銘柄、サムタイムズブルース。
青地にサングラスかけたシロクマちゃん兄弟がかわいいですね。
なんでも、映画「ブルースブラザース」を意識したデザインっぽい。
俺はその映画見てないから知らんけど。(※後日、見た)

ま、ともかく。

サムタイムズブルースは、最近ちょっと珍しいアメリカンウィートスタイル。(※1 アメリカンウィートをご存じない方は文末へ)

風味は柔らかめ…少しバナナ風味もありつつ……アメリカンウィートにしてはかなりコクがあって円やかな喉越し。先味と後味にかすかなオレンジ風味も出てくるけども、味そのものは控えめ。優し目の香りが支配するまったりとしたビール。

ヴァイツェンよりセゾン(ファームハウスエール)に似てる。

それであれよ。日本でアメリカンウィートと言えば和歌山のナギサビールのが絶品。フルーティーでドリンカブルの権化みたいな味。
それと対比すると、まったくキャラクターが違ってて、こっちはコクがあってまったりと楽しむ爽やかさがあって面白い。

ナギサビールのが、小麦ソーダウィートだとするなら、こちらは小麦果汁100%生搾りエールとでもいうのか……。例えがヘタ過ぎんよ……自分に対してでも伝わらんよ……。

てなわけで、1缶目はおいしくいただきましてー。

ちょっと2杯目はアレンジしてみようと思いたつ。
塩のスノースタイル!+レモン果汁!

これでぐいーってやると、フルーティーさが増して一気にゴクゴク飲み系に変わります。グビグビですわグビグビ。

レモン塩以外にも、ライムの串切り足したり、カットオレンジ挿すのも面白そう。ミント系もありかもしれない。

つまりこれは味が太いからできることなわけよ(薄味だと負けちゃう)
なかなかに面白い一面もある。たっぷり30分はプレイするといい。

そのまま飲んでも美味いし、アレンジベースとしてもまた面白い。
良いビールです。また飲もう。


ここからは余談。
エチゴビールさんと言えば日本の地ビールメーカー第1号として、クラフトビール部rわ―としても古株…なんだけども、味がイマイチパッとしないというか、悪いわけじゃないんだけど取り立ててよくもないよなぁ…そんな微妙な立ち位置でズッと来ていたわけですわ。(個人の感想)

だけども。
今までと缶のデザインが異なった「フライングIPA」が、しっかりとしたIPAで中々に美味しく、そのあたりで何か技術革新があったのかなんなのか知りらんけども、他のレギュラービールもちょっと味が垢ぬけて美味しくなってて、今はけっこう気になるブルワーさんでございます。コシヒカリ越後ビールとか、レッドエールも美味しくなった。

このサムタイムズブルースも可愛くて美味しいし、これからのさらなる発展が楽しみなブルワーさんであります。



※1)普通のビールは大麦の麦芽を使うが、小麦の麦芽も使うのがウィート(小麦)ビール(エール)。
色合いが明るい黄色で、液が白濁するので「白ビール」って呼び方もします。だいたいハーブの一種「クローブ」の香りとかバナナ系の香りがする。んで、アメリカンウィートは同じく白ビールのヴァイツェンより、香りが抑え目で、ゴクゴクと飲みほし易いスタイル。特にアメリカ系だとホップを強めに利かせたのもよくある。