マガジンのカバー画像

できない子はビールを飲む note版

381
4000銘柄以上のビールを飲んできたビール愛好家が書いてる感想兼備忘録の何か。300銘柄を超えて400へ。
運営しているクリエイター

#アメリカビール

パタゴニアプロビジョンズ・ロングルートIPA

パタゴニアがクラフトビールを売り出し始めたのって何年前だったっけ? クラフトビール界隈にそれなりの仰天ニュースとして、流れた気がするんだけどね。 「え!?あのパタゴニアが?」 「あのアウトドアメーカーのパタゴニアが!?」 「あの〇〇〇で〇〇〇のパタゴニアが!?」 みたいな。 飲んだ人からは「けっこう良い」「味はちゃんとしてる」って評価が出てた。まぁ私はパタゴニアという会社が好きではないため食指が動かなかったんですけどね。 「そのうち飲もう」くらいには思っていたので、旅

コナ・ビッグウェーブ・ゴールデンエール

 アメリカのクラフトビールのスタイルと言えば「ホップ爆弾」「やりすぎ」「先鋭的」なんて印象が先立つけど、全てがヤリ過ぎで攻め弾正ということもなく優しく飲みやすくフルーティーなんてのもある。  アメリカンスタイルのゴールデンエールとか。  ベルギーのゴールデンエール(ブロンドエール)とはまた別。  イギリスのゴールデンエールとももちろん違う。  アメリカ発祥のゴールデンエールはフルーティーで穏やか・優しい味わい。ホップの香りは柑橘とトロピカル系だけど上品でほどよく、苦みは

スティルウォーター・エクストラドライ

極太の丸ゴシックっぽい「ドライ」の日本語ラベルに惹かれて購入。 ブルワリーはスティルウォーター……アメリカだよな? エクストラドライというのは、糖がキレてるドライじゃなく、スーパードライ的なドライビールなんじゃろうか。 日本語でわざわざ書いてあるしたぶんそう。きっとそう。 裏ラベルには"SAKE STYLE SAISON ALE"との記載。さっぱりわからん。 原料は水、麦芽、酒米、ホップ、酵母。 よく見ると日の丸ラベルだし、日本インスパイアなんだろうな。 ずばりスーパード

アーバンサウス・スピルドホワイトチョコレートトーステッドココナッツ

ところでこれを見てくれ。こいつをどう思う? すごく…濁ってます。 見た目からしてヤバイ。 ホワイトチョコレート&トーステッドココナッツ&スムージー&サワーエールという5体悪魔合体ペンタグラムで爆誕したパズス級の白物…じゃなくて代物。 メインテーマはクリームたっぷりのホワイトチョコ。 しかもあれだ。君らハーシーズのチョコって食べたことある? ハーシーズじゃなくてもいいけど、輸入食品店で売ってるアメリカンなチョコ。 あの独特の臭いってわかる?嗅いだことある? たまにウ●コに似

ファウンダーズCBS

ファウンダーズCBS。 醸造所買いしたらバレルエイジドビールだった。 まず前提としてファウンダーズにはケンタッキーブレックファーストスタウト(KBS)という銘柄がある。これはコーヒーとかを副原料に使ったインペリアルスタウトをバーボン樽で寝かせるシリーズ。 今回はそれのバージョン違いってことで、メープルシロップを入れたバーボン樽に入れたそうな。 CはカナディアンのC。 メープルシロップだからカナディアン。 カナディアンマン太滾り! まぁそれでだ。私はバレルで熟成(というか

グースアイランド IPA

最近お気に入りの銘柄で、週に1本くらいの割合では飲んでる。 美味しいって面もあるが、近場のやまやで売ってるので値段が手ごろでいつでもあるってのが大きい。 片田舎・半都会では、やまやの扱うビールラインナップはかなり魅力的なのである。しかも缶なら劣化が少ない。以前は瓶しかなかったのでアレだったが缶なら買いだ。(と思ってたら最近、缶をみかけなくなって悲しみ) だがしかし。誤解なきように書いておくと、東京や大阪中心部のクラフトビール購入に恵まれた環境では、グースアイランドIPAを選

ベアリパブリック・レーサー5

ベアリパブリックさんのフラグシップ銘柄なIPA。 アメリカのブルワリーのたいていがIPAがフラグシップとか、そういうこと言っちゃいけない(戒め)。 「Racer 5」とは日本の人気アニメ「マッハGoGoGo」に登場する主人公の愛車「マッハ号」に由来する。 ちなみにラベルに描かれている数字の5は、マッハ号のドアに描かれている数字の5にそっくりである。 レーシングチームを所有するブリュワリーならではといった名称。アメリカ産のPale、Crystalモルトと、現代のアメリカンIP

スリーサンズ・ベイビースクープ

333のミルクスタウト。口溶け滑らかなミルクチョコ。 はい、今回は333333333。 缶のデザインが特徴なスリーサンズ醸造所さんのビール。 その中でも茶色と白と赤の色合いになんとなく心惹かれて購入。 帰宅してから調べてみるとイチゴチョコアイス的なコンセプトらしい。 なるほど、そういわれてみると、そんな味。 ……な気もします? わからん。 言われないで呑んだら、美味しいミルクスタウトですねー。ローストがだいぶ控えめでミルクチョコっぽいですねー、くらいのニュアンス。 あ

ベアリパブリック・マンゴーラッシー

ビール造りの自由さと発想力を感じるマンゴーラッシー。 酒販店の説明から引用しますと… 熟したマンゴー、スパイシーなカルダモン、そして微かなクリームが特徴的な実験ホップ(HBC472)を醸造チームの二人が収穫の際に評価しました。評価メモを見せあったところ、二人ともこの実験ホップを「マンゴーラッシーのよう」と表現しており、このホップを主体にビールを作ってみることにしました。 マンゴーラッシー感を強調するため、本物のマンゴー、滑らかなボディーを作るための乳糖、そして爽やかな酸味

モダンタイムス・フルートランズ・ロゼエディション

爽やかリフレッシュ。軽い酸味のフルーツゴーゼ。 まいど、ビールのお時間です。 アメリカはモダンタイムス醸造所。ファンキーなビール作るとこ。 私はあんまり傾向が合わない醸造所だけど、このフルートランズは好きや。なお、エディションごとにフルーツが変わるらしく、今回はロゼエディションでラズベリー、チェリー、クランベリー、レモンの模様。 モルトにカラメル効いてるような節もあります? 酸味は柔らかめで甘味は極軽く。フルーツがチェリーにベリー系にレモンってこともあってサッパリスッキリ

スピークイージー・ブラインドタイガー

お久しぶりのスピークイージーのダブルIPA。マッシブ&アロマ。 スピークイージーさん。突然、日本に入ってこなくなったけど、インポート復活の模様。印象的な目が入ったラベルは健在。 嬉しい500ml瓶。アメリカの大瓶の700mlちょいサイズって、フレーバーが強いビールは飲み飽きてきたり、合わないビールは持て余することもあるからな…。500mlくらいって案外ちょうどいい。 インペリアルIPAなのでなかなかに濃い。ややカラメル強め? モルトもしっかりしてボディはミドル~ミドルフ

トパトパ・チーフピークIPA

トパトパブリューイングのフラグシップ。缶がカワイイ。少し懐かしいIPA。 今回はトパトパブリューイングさんの缶。 缶のデザインが可愛い……。 こういうの好き。通販だと銘柄やスタイル吟味して帰るけど、品ぞろえの良いお店……品ぞろえの良すぎるお店で混乱するとデザインと直感で選びがちなんだよなぁ。 さてお味。口に含むとオレンジと松脂の香りがパッと広がる。 モルトの味も濃いめで甘みがあり、ホップと同レベルの強さ。 苦みは少しザラッとして、7%相応のアルコールが感じられる。 これ

ウエストブルック・ゴーゼ

今、流行のアメリカンゴーゼの超王道。 はいどーもビールのお時間です。 今回はウエストブルックのゴーゼ。 近年アメリカを中心にすっきりと爽やかで美味いゴーゼが流行ってるのは、このウエストブルック・ゴーゼから始まった…みたいな話を聞いたのである。また聞きなので本当かはしらん。 ゴーゼ自体はドイツのビールスタイルで、小麦系の乳酸サワーエールで、塩とコリアンダーで風味をつけるという…。まぁ悪く言うとヨーグルト系やチーズで野暮ったい味がする。 ので、最近アメリカから流行りだしたゴ

ベールブレイカー・トップカッター

今回はベールブレーカー・トップカッター。 群を抜いた美味いフレッシュなウエストコーストIPA。 2019年に私が飲んだクラフトビールランキング、トップ3のうちの1つ。 あまりに旨すぎて満足な感想が書けなかったので感想が今頃になってしまった。 スタイルはウエストコーストIPA。 ということは、クリアでホップの苦みが効いたタイプかなーって。 そう思って飲み始めたところ、みずみずしくフレッシュな風味に驚き。 ビールのレビューって、この美味しさがどうとか風味がどうとか書いちゃう