見出し画像

しっかり睡眠とっていますか?

皆さん、毎日の「睡眠」しっかりとれていますか?
睡眠は人が生きていく中で必ず必要なものです。睡眠一つでその人の1日が決まると言っても過言ではありません。いや、人生が変わると言ってもいいかもしれません。
それだけ人にとって睡眠とは大事なものなのです。
睡眠はなぜ必要なのか?

睡眠には、脳を休めて疲れを取り除き、細胞を再生・修復したり、ストレスをリセットするなどの役割があり、ぐっすり眠ることは心と体の健康にとって大切です。
睡眠時間を十分に確保することも大切ですが、同じ時間でも眠りの「質」が違えば、睡眠による効果がまったく異なることがわかっています。
睡眠の質はさまざまな要素の影響を受けますが、眠っている間のことだけに、自分ではなかなか気づかないもの。
こんな経験はありませんか?寝ているはずなのに元気が足りないと感じるとき‥この場合「質の良い睡眠」が不足しているときかもしれません。
睡眠の質を上げることで、スポーツや仕事、日常生活の中で様々なメリットをたくさん感じられるようになりますよ。

良い睡眠の3ヶ条

「寝つきがよい」「ぐっすり眠る」「寝起きすっきり」。
あなたの睡眠は3つすべて当てはまっていますか?
睡眠の質は体温調節や体内修復・成長に関連するホルモン分泌と相関関係があります。これらは体内の代謝活動促進・自律神経のバランスを整える要素となります。
睡眠の質を向上させるほど、疲労から心身を回復させる効果があります。肉体疲労はもちろん、脳のように目に見えない部分に蓄積した疲労を取り除くことは睡眠の大きな効果です。成長促進・健康維持はもちろん、ダイエット・美容促進・スポーツのパフォーマンスアップなど様々な効果をもたらします。

睡眠の質を向上させる方法

・就寝3時間まえは夕食を済ませる

就寝時には消化活動が終わっていることが理想的です。
食事後すぐに寝てしまうと、体は消化活動を優先するため、内臓が休息する時間が短くなります。同じ睡眠時間でも、眠りが浅くなったり疲れが抜けにくくなったりします。帰宅から就寝までの時間がどうしても短くなりがちなときは、消化の良いものを少量摂るだけにとどめておきましょう。

・暖かい飲み物で眠気を促す

温かい飲み物は、内臓から体温上昇を促します。体温が下がり始めるときに自然な眠気がおきるので、睡眠前のリズムをつくるのにおすすめです。安眠効果を高めるためにノンカフェインのものを選びましょう。
特におすすめするのは以下の3つです。是非試してみてくださいね。

・ぬるめのお湯でリラックス


熱めのお湯に長く入ることは体の覚醒を誘ってしまうため、就寝に必要な体温変化を得にくくなります。高温のお湯は体の負担も増大するため、38度ほどのぬるめのお湯に5~30分つかってみましょう。
体をじっくり温めることで、緊張をほどきリラックス効果を期待できます。


・リラックス出来る音楽を聞きましょう!

ヒーリングミュージックと呼ばれる、副交感神経が優位になる音楽はリラックス効果が期待できます。川や海などの水のせせらぎ、クラシック音楽など気に入ったものを見つけてみましょう。

・朝食はしっかり食べ、夕食にはたんぱく質を

朝食は、体を目覚めさせると同時に、日中動くためのエネルギーとなります。
夕食のメニューをタンパク質中心にすることで、食べたタンパク質が体の修復材料や良質な睡眠に不可欠なセロトニンの材料となります。
セロトニンの材料となるトリプトファンは、体内では作ることができず、食物から摂ることが必要な必須アミノ酸です。トリプトファンを摂取すると脳内でセロトニンに分解されます。
肉や魚、卵や乳製品など必須アミノ酸を多く含む良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。

・休日の生活サイクルを整える

寝たはずなのに疲れが抜けていない、眠気が取れていないと感じたときは要注意です。
休日には2度寝、3度寝と繰り返し、夜眠れなくなるようなサイクルを繰り返していると夜型化の促進を招きます。ウィークディに睡眠不足のまま朝早く起きなければならなくなると、さらに疲れが抜けにくくなってしまいます。
睡眠の質、そして睡眠不足による生活リズムの乱れは注意力や作業効率の低下を招くこともあるので、運動・トレーニング中の怪我や故障の発症リスクともなりえるでしょう。

・室温、光で心地良い空間を作る

室温や湿度を季節に応じて調整しましょう。暑すぎたり寒すぎたりして体温調節がうまくいかないときは寝つきが悪くなることが多くあります。
また、部屋の明るさは不安にならない程度に暗くしましょう。朝の光とのコントラストがあるほど覚醒しやすくなります。

・自分に合った寝具選びを

就寝中の発汗、温度変化に対応できるよう吸湿性・放湿性の良いものに加え、体型に合ったものを選びましょう。体のS字カーブ(後頭部~首・胸、胸~腰)がバランスよく支えられるものが快眠につながります。

枕の高さ

起きたときに首や肩が凝っている、胸の筋肉が張るなど筋肉の緊張が取れていないときは、枕と頸椎のカーブが合っていないかもしれません。
好みの高さでも、実は体に合っていないことも多くあります。専門店で自分の首のカーブの角度を計測してもらいましょう。

敷き布団(ベットマット)の硬さ

体に対して、柔らかすぎると腰痛の原因になり、硬すぎると骨が当あたって痛く感じたり、血流が悪くなってかえって寝つきが悪くなったりする原因になります。
実際に店頭で寝て試したり、短期間のレンタルサービスなどを利用して、適度な硬さを持ったものを選びましょう。

・就寝前の喫煙は避ける

カフェインと同様、たばこに含まれるニコチンには覚醒作用があります。入眠の妨げになったり浅くなったりするため、疲れが抜けにくくなってしまいます。

・適度な運動は熟睡を誘います

日中に運動を行うと、生活のリズムにメリハリが出て、自然な眠気から睡眠につなげることが期待できます。そのため中途覚醒が少なくなり、熟睡することが多くなるでしょう。
動きすぎて興奮状態で眠れないときは、オーバートレーニングになっている可能性があります。自分の生活リズムに合わせて運動強度も調整するとより深い眠りを得られるでしょう。


※質のいい睡眠は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」をバランス良く取ることができているかどうかでかわります。
「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の違いは、睡眠の深さと役割にあります。
「レム睡眠」は、脳の眠りは浅い状態にあります。
一方、「ノンレム睡眠」はその逆で、深い眠りに落ちていて、脳と身体がリラックスする眠り。脳がリラックスする事により脳は自分で脳内のメンテナンスを行います。これは、身体だけでなく脳の疲労回復につながります。

睡眠時間の2割は「レム睡眠」、8割は「ノンレム睡眠」です。脳はそれだけ休息を必要としています。「ノンレム睡眠」の後に「レム睡眠」が来る、その1サイクルを4~5回繰り返すうち、一番深い睡眠が取れるのは1、2セット目です。3サイクル目から浅く、時間が短くなります。そのため、寝入りばなの3時間で深い2セットがきちんと取れれば、脳はかなり休まります。「レム睡眠中」は記憶の整理や夢を見たりしています。浅い「レム睡眠」のときに起きれば、すっきり起きることができます。
このサイクルをしっかり取る為にも、上記に述べたような事を実戦してみましょう!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?