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ワトソンのENDURO GP復帰 - No.237ニュースから

冒頭、注釈から…

KTMグループのENDURO GP撤退とともに、このMX1出身のエンデューロライダーも、なぜかハードエンデューロメインのWESSに転向させられていた。

もちろん、そこはワトソンが活躍すべき場所ではなく、WESSのシーズンが終わると、彼は、子供の頃からの憧れだったビーチレース、ル・トゥケやウエストンに出場。フランスのビーチレースチャンピオンにも輝く活躍。

KTMを離れて、類まれな才能の行き場をなくしていたところに、Red Motoから声がかかったという経緯。

詳しい人なら知っていると思うが、ワトソンは10月のENDURO GO復帰戦で、オーバーオール3位と実力を示した。

RedMotoマネージャーの眼力も確かだったということだ。

以下、記事。


Honda Racing

Hondaのエンデューロモデルを走らせているHonda RacingのオフィシャルチームRed Moto(イタリア)は、ネイサン・ワトソン(英)を起用し、今季のENDURO GP後半戦に出場ざせることを発表した。
 「とても急な決定で驚いていますがプレッシャーは感じていません。まずはチームとのコミュニケーションを綿密にして、チームの特徴を理解するのが大事だと思っています。フランスの最終戦はとても楽しみですね」というワトソン。クラスは4ストローク450ccのE2を予定。ガルシア、そしてルプレヒトと強力なライバルがひしめくクラスだ。

辛苦のシーズン

KTMグループの方針でENDURO GPを離れざるを得なかったライダーはジョセップ・ガルシアだけではない。オーストラリアのダニエル・サンダースもそうだったが、ネイサン・ワトソンも2018、2019年と続けて畑違いの戦場であるハードエンデューロに投下されていた。
 26歳のワトソンは、MXGPの出身。2016年にENDURO GPにデビュー、スウェーデンでの優勝を期にフォーカスをエンデューロに切り替えKTMファクトリーチームに迎え入れられた。
 しかし2018年は、KTMグループが自ら肝煎りのハードエンデューロシリーズであるWESSに転向。しかしリザルトは当然、浮き沈みが激しく、ホークストンパークのXCではトップを獲っても、シリーズの主体であるエルズベルグのようなエクストリームエンデューロでは苦労し、全体として不振が続く。

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