レゴラリータ - トシミツandカヨコのエッセイ - 「アンダー・ザ・コントロール」
パドックを出発してコースに向うと、突然の牛くんたちの道路横断に行く手を阻まれてしまった。今日の撮影ポイントは、朝日をバックに大自然の中を走っていくライダーたちだったのだが…。
当時のシックスデイズは、日の出と共に1番手がスタートして、日没と共に最終ライダーがゴールという、出場ライダー数と日照時間を徹底的に計算されたスケジュールが組まれていた。町の中を通り抜けて、小道を走り、小川をパスして山や森の中へと走っていく。そこには、普通に生活している人々、レースに関係なしで働く人々、もちろんレースファンもいる。飼い犬やネコ、自然の動物や花、雨も風もある。だから、シックスデイズには素敵なシーンが多くて、単にコースを攻めている写真だけが、全てではないと思っている。
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