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ウクライナづくしな週末を吉祥寺で

週末は吉祥寺へ——ウクライナの人たちが参加する国際交流イベントもあるということなので。

ワタシは特別にウクライナの方々と縁があったワケではないが、侵略戦争勃発後に参加したチャリティイベントなどで同国に魅力を感じはじめた。それから無理のない範囲で足を運んだり、クラファンなどに参加するようになっている。

吉祥寺babusya REYでランチ

ウクライナ料理のランチセット

吉祥寺にあるウクライナ避難民家族のレストラン『babusya REY』さんにてランチ——このお店はバーの物件を間借りして週末(土・日・祝)のランチ時間帯だけ営業されている。

最近暑さが和らいできたが、こちらのお店も『秋メニュー』に切り替わり、少し内容がアップデート。今回はそんな新メニューを中心にオーダーを。

主菜は『リヴィウロール』というピクルスとキノコを豚肉で巻いたもの。サイドディッシュは皿奥の赤い色をした『ヴィネグレッド』というビーツや赤豆、ピクルスジャガイモのサラダ。

そして手前が『カニカマサラダ』——そう、あの日本のカニカマと野菜をマヨネーズで和えたものだ。カニカマは東欧でも広く普及し、ウクライナ現地でもカニカマはよく食べられるとお店の方から教えてもらった。

Jhonson UKという、ウクライナ リヴィウのクラフトビール

ランチのお供に昼間からビールを飲めるのが、週末の醍醐味。ウクライナの都市リヴィウ発のクラフトビールから『Jhonson UK』を。英国元首相ボリス・ジョンソン氏がラベルに登場する変わり種。

ボサボサの髪でエキセントリックな印象もある同氏はすでに英国首相を辞しているが、ウクライナでの人気はまだ衰えていないようだ。主要国首脳としていち早く2022年4月9日にキーウを電撃訪問したインパクトはやはり大きかったのかな。

井の頭公園での国際交流イベント

午後早々にボルシチは完売 コンポートという飲み物にはありつけた

非営利団体KRAIANY(クラヤヌィ)さんが吉祥寺の井の頭公園開催の『国際交流フェスティバル』に参加するという話を聞きつけ、ランチ後に。

KRAIANYさんのテントではボルシチとコンポート(ベリー類などの果物を水に漬けて作った甘い飲み物)の飲食物、そしてウクライナの各種小物類を販売——ボルシチは到着時にすでに完売♪

ウクライナの方々はステージにも立ち、同国の歌や踊りなども披露。知名度のある『ああ野原の赤いガマズミよ』やウクライナ国家のような固いものから、結婚式の余興に披露されることもあるというコミカルなダンスまで様々。個人的には特に女性コーラスの歌は素晴らしかった。

ウクライナは将来的に行きたい国

ネットである方が『将来的にウクライナはスラブ文化を楽しむ観光地として人気になるのではないか?』という話をしていた。個人的に私も同意見である。21世紀に侵略戦争を起こすようなトンデモ国ロシアへ文化面の観光目的で訪れる人は激減するのは間違いないだろうし。

一方でウクライナは農業国らしく食べ物は豊富でバラエティに富み美味いし、人も親切で温かい性格な方々がほとんど。さらに明るく鮮やかなスラブ文化を色濃く継承しているなど、『実は』魅力に溢れた国であると多く知られることになった。

私としては地平線まで延々と続く広大な向日葵畑を、一度でいいから見てみたいと思っていたりも。(ウクライナはヒマワリ油生産で世界47%シェア)

もちろん現在のとんでもない状況での話ではなく、ウクライナがロシアを叩き出し、安全性が確保されてからという前提になる。

日本で行われたウクライナの夏至祭『イワナ・クパーラ』イベントにて撮影

戦争は残念なことに長期化は避けられず、被害の爪痕も尋常ではない。ロシアを叩き出してウクライナが復興するまでには長い年月がかかるのは間違いないだろうが。

note内で今年9月に(!)ウクライナのリヴィウやキーウを訪れた方の旅行記を見つけた。安全性がある程度確保される状況になれば、是非とも行ってみたいものだ。(現状では家族もちの身では色々難しいが)

その昔は凄惨かつ泥沼の戦地だったベトナムも、今では観光やビジネスで日本からも多くの人たちが訪れる地になっている。私はウクライナもいずれ安心できる国になると思っており、早く同地を訪れることを首を長くして待っている。

もし投稿に対してサポートいただけた際は、全額をその時の状況に応じて『国境なき医師団』もしくは『非営利団体KRAIANY』(日本ウクライナ友好協会)に寄付します。