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チームを救うのは誰だ? 川崎フロンターレVSコンサドーレ札幌 スタメン発表後プレビュー

前回までのあらすじ

4年ぶりのリーグ戦連敗、10年ぶりの3試合連続無得点。リーグ3連覇へ暗雲立ち込めたまま突入した中断期間。気落ちする戦士たちの元へ戻ってきた川崎の王とタイの至宝。二人の輝きで立ち込める暗雲を晴らすことができるか…

ということで本日のスタメン発表後プレビューやっていきます!


怪我人の帰還

何と言っても今日の注目ポイントは怪我人の帰還。

スタメンにはACL以来の復帰となったチャナティップと我らが10番川崎の王様、大島僚太の帰還。

現在3試合連続無得点のフロンターレ。その理由としてゲームメーカー不在が大きく響いていたと感じる。

先日の0−3の敗戦を喫した日本代表VSチュニジアの試合。
この試合は最近のフロンターレの試合を見ているような既視感があった。

その既視感についてフロンターレのバンディエラ、中村憲剛はこのように語っていた。

日本のビルドアップ時、相手のFWが遠藤へのパスコースを切りながらセンターバックにボールを持たせつつも、遠藤に入るところに狙いを定めてプレスをかけ、遮断した。
(略)
チュニジア戦のように(パスの)ターゲットが定まると守られやすくなる。4―3―3である程度自由に動くことができるポジションがインサイドハーフ。この形で戦うのであれば、ここに相手を観た上で対策を講じることができる戦術眼を持った選手を置くことが求められる。

https://hochi.news/articles/20220615-OHT1T51190.html?page=1

同じ4−3−3のフォーメーションを取るフロンターレも同様にアンカーの位置に入る橘田を抑えられ苦戦することが多い今シーズン。

日本を代表する稀代のゲームメーカー「大島僚太」が違いを見せつけることができるか。

予想のつかないフォーメーション

怪我明けの大島、チャナティップの二人がスタメンにいることにも驚いたが、スタメンの構成にも驚いた。

ディフェンダーが谷口、車屋、山根の3枚のみで純粋なフォワードは知念のみ。

ここ数年4−3−3で戦っていたフロンターレだが、3−4−3もしくは3−6−1なんかも考えられるメンバーである。

私個人的には3−6−1のフォーメーションと予想する。

対戦相手のコンサドーレ札幌はマンツーマンディフェンスでの守備が特徴で、先述した通り4−3−3はマンツーマンの相手にはターゲットを絞られやすいフォーメーションだ。

そこをシステムを変えることで相手の準備していた守備を撹乱させ、試合中も枚数の多い中盤で流動的に動きマンツーマンを無力化させる狙いだと予想する。

フォワードもレアンドロダミアンではなく知念にしたのは、知念の機動力を期待してのことだろう。

今はなりを潜めているが初リーグ戦制覇をした時のフロンターレは圧倒的にボールを持ちゲームを支配していた。

中盤で大島、家長が揃うことで当時のフロンターレが帰ってくることを期待したい。

とにかく勝ち点3を!!

キックオフまで残り1時間半。

スタメン発表前からある程度のメンバーや試合展開を予想していたがここまで覆されると思わなかった。

その分どのような試合になるかが本当に楽しみであるし、この改革がうまくいけば各チームのフロンターレ対策を無力化することができる。

リーグ3連覇の試金石となる試合。

とにかく勝ち点3を掴み取ってくれ!!



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