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マーキュリー・プライズでSaultが選ばれなかった理由


10月も宜しくお願いいたします。コロナなので2021年も長いようなやはり短いようなとよくわからないですが、そろそろレコード・ラッシュが始まります。BIG LOVE RECORDSが扱うようなレコードは少し前までは9月にリリースラッシュでした。それは賞レースのためとあと英国人はとくにクリスマスが近づくと全てが終わってしまうので3ヶ月前が勝負といった感じが主な理由だと思うのですが、最近はマーキュリー・プライズも9月だし8月は欧米人はみんなホリディで休むので恐らく逆にそれらが終わった後の、といった感じで10月からのリリースが沢山となっています。そして今年のマーキュリー・プライズはもう終わっていてArlo Parksの「Collapsed In Sunbeams」が大賞を獲ったようです。


ARLO PARKS 'COLLAPSED IN SUNBEAMS -LTD.DEEP RED VINYL-' LP

大賞というか知りませんが。ちょうどBIG LOVEにも即完売していたこちらのレコードが初回入荷以来の再入荷が限定のカラー盤のまま入荷してます。にしてもこれ再注文してたかな...最近コロナにかこつけて誤出荷ばかりなのだけどなんか数的にこれもダブって入荷してきただけな気がする。しかし逆にラッキーもう入らないと思っていたレコードです。買ってください。


他のノミネート作品をみると以下だった模様(Barksさんより)

アーロ・パークス『Collapsed In Sunbeams』
バーウィン『DEMOTAPE/VEGA』
ブラック・カントリー・ニュー・ロード『For the first time』
セレステ『Not Your Muse』
フローティング・ポインツ、ファラオ・サンダース&ザ・ロンドン・シンフォニー・オーケストラ『Promises』
Ghetts『Conflict Of Interest』
Hannah Peel『Fir Wave』
ローラ・マヴーラ『Pink Noise』
モグワイ『As the Love Continues』
ヌバイア・ガルシア『Source』
Sault『Untitled (Rise)』
ウルフ・アリス『Blue Weekend』


絶対にSaultと思ったけど。個人的にじゃなくて英国人的に。

有名レーベルからじゃないのとミュージシャンなどにも投票権があったようだから派閥的な影響もあったのかな。個人的にはもちろんBlack Country, New Roadが獲ったら最高でしたが、shameなどの台頭で2000年代初頭と比べればかなり良くなってきたと言えども英国内においてまだまだギターバンドはビジネスに於ては難しいと思われ、そんな冒険は出来るはずはないと理解できます。しかしこれが10年前だったらSaultだったに違いないと思います。


以下は有料ページになります。単体記事購入は損なので定額マガジンがオススメです。と誘いますがタイトルの「マーキュリー・プライズでSaultが選ばれなかった理由」についてはなにも書いておりませんのでそれを期待される方は買わない方が良いです。釣りです。気をつけてください。


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