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BIG LOVE MAGAZINE VOL.11 (緊急事態宣言・休業要請に従おうと思ったのに編。2021年4月25日日曜日号)




お断りしておりますようにこちら会員様限定クーポン・マガジンみたいな月に880円払えばそれ以上得するといったイメージは一切ないのですが、昨日のようにどうしても優しさの塊のような私はお得情報を垂れ流しているのでおります。気をつけます。


なぜならば「安い!お得!それがあなたの人生!」はもはやワイドショーくらいの推しでしかなく、しかしながら我々レコード業界、音楽業界、カルチャー業界もなぜかその価値観に固執している現実があります。例のサスティナブルやらカーボン・ニュートラルな話に対してもなんじゃらほい感を漂わせカルチャーゼロで泣けてきます。とか言えば「環境問題の話でしょ」と言うのですが、もちろんそれ自体もそれだけで終わってはいけませんが、現在起きているそれは環境問題の話でありながら環境問題の話(だけ)では全くなく、例えば環境問題に汚染されたような自己満足と同調圧力に塗れた「わたし・・・ナチュラリスト」的旧時代なものとは全く違い、だからこそ私はこの新しい価値観の到来にテンションの上がりまくりなのですが、この興奮あまり伝わりません。


自分の両親世代(80代)は結局インターネットを理解できなかった人がほとんどだと思いますが、彼らにインターネットが登場した時の興奮が伝わらなかったあの時の感覚に似ています。というか全く同じです。今回は世代ではなく感覚で分断されているだけで、なのに我々カルチャー界に生かされている人間が誰よりもどこの業界よりも先に気づかず興奮しないそして先導しないことは大きな問題です。我々や彼らにとっても、特にファッション関連はビジネスとして大きく開拓できるに違いないでしょうし、それは環境問題以上に我々にとって利益ある新たなるイデオロギーの到来だ、とかなんとかまた僕はひとりでテンションが上がります。


こんなことを言っていると「わたし・・・ナチュラリスト」的な人々に怒られそうですが、そこは「気持ちがないまま寄付する選手権」があれば世界第1位は無理でも(GAFMAな人たちは基本そうかもしれないし)だいたい日本第99位くらいにはなれそうな(総額ではないです)私の本領発揮なので仕方がありません。といったわけで、全然環境への気持ちはないけど超環境問題叫ぶ人たちちより、わたし環境に良いことしちゃうぞ。

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原宿BIG LOVE RECORDSに入荷する新譜レコードの入荷情報やこれまでタダじゃ無理と書かなかった話など、仲真史が自身をさらに追い込…

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