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2023年秋の新譜紹介、その7(最後の直線)。



いよいよ2023年、秋の重賞級の新譜もラスト・スパートです。
しかし勝負は最後の直線で決まるもの。
今週もありますよ!
みなさま脚は余っていますでしょうか。





脚とは人間にとってはマネーを意味するのですが、つまり最後の直線のためにマネーは貯めておかなければならなかった。
とお願いした私はスタートから全力ダッシュで脚など溜めたことなどつい最近までなかったのは事実ですが、こちらのCurrent Joysも作戦なしの出たとこ勝負でこれまで来ていたに違いありません。
よって前作ではすでに飲んだくれの普通のおっさんとなっていたのです。
音は良いけれど。




なのになんとうことでしょう。
オーヴァードーズにより21歳という若さでこの世を去ったあのリル・ピープのドキュメンタリー映画『Everybody's Everything』を鑑賞して激影響。
そして彼は思いました。

「オレ、痩せなきゃ」



だって前作のジャケなんてほぼガタイの良いヒロシです。
誰でもいいから彼氏が欲しいって女の人にフラれましたのヒロシです。
そんな彼が自分より享年でいえば10歳も歳下のリル・ピープに影響を受けてしまいます。

ムムム…
それでこそアーティスト!
素晴らしすぎる。

年齢など関係ないことがあるとすればこの時くらいしかありません。
あとは残念ながら年齢は全てに関係します。
年齢など関係ないとは若い人だけが言って良い言葉です。
年寄りが言ってもそう思ってるのは自分だけなので注意してください。




そしてひとまずパクる。
いや、パクるのは面倒なのでカヴァーする。

ムムム…
それでこそアーティスト!
素晴らしすぎる。

若い時はもうパクりを超えたカヴァーでしか生きていません。
初めて二本足で立つのも大人のマネです、ザ・カヴァーです。
中学生の時だって好きな俳優やミュージシャンのマネばかり。
青春はカヴァーで彩られます。
なのに大人になった瞬間にどうしたことでしょう。
いきなりオリジナルがなんちゃらうんちゃら言い始めます。

ムムム…
オリジナルなんてないわ!
ボケッ!

大人は本当にいらないことしか言いません。
私を含めて大注意してください。
しかしながら私も大人の階段昇った瞬間にオリジナルなんちゃらとか言いながらただのへんてこりんな物体や行動を起こしていたタイプの人間でありました。
あの時、生まれた時のまま、ずっと人のマネ=カヴァーばかりしていれば…
めちゃ後悔です。
私だってアーティストになれていたに違いありません。



というわけでCurrent Joysことニック・ラティガンはリル・ピープの"walk away as the door slams"をカヴァーしました。
コチラ。



ニック!
おまえのこれまでの曲の中で一番ええぞ!
やったな。
これぞオリジナル。
もうコレおまえの代表曲でいけ。
といったレベルの泣きの最高傑作曲です。


有料部分には大したことは書かれていません。本気で買わないでください。でもとおっしゃっていただけるならお試しの有料単体でもいいですがわざと割高にしてるので損です。購入いただくと私も少し気が引けます。
https://open.spotify.com/show/04iyUAk1F3Es3RFr0yv6dm?si=0480797359a64dbe

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