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原宿BIG LOVE RECORDSよりお届けする新譜輸入盤レコード紹介の回


本日、金曜日10月28日、BIG LOVE RECORDSに入荷する新譜レコードの紹介です。


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まずは世界的にも発売日は本日にずれていたらしいロンドンのVanising Twinの新作「Ookii Gekkou」の日本特別帯付きヴァージョン。BIG LOVE限定仕様で素晴らしい。ですが、なぜか言ってた数が来ない!向こうからの提案そして私の帯制作作業分気合い入れ売る気満々だったのに何故沢山売らなくていいの?よくはわかりませんがいやマジでこんなんじゃ即完売しちゃうかも。追加があるかもですがお気をつけてください。でも高いです。でも私のせいではありませんし誰のせいでもありません。



こちら出来上がった現物。

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ハードヴィニールの下に帯が入ってジャケットはダイカットでマルで切り抜かれていて黒い目玉が見えます。通常盤は穴が開いてなく目玉は青だったかもしれません。そしてこちらのレコード盤はクリア・ブルー。



みんな大好きKhruangbinの今年5週間だったか突然毎週発売されたRemix12インチに収録されていた楽曲をコンパイルした2枚組アルバムも到着。ジャケ付き。この手も限定と謳ってなくともいきなり廃盤になるタイプですので注意です。



Tonstartssbandhtのアルバムはまだ来てませんが本日入荷する予感。個人的に年間ベスト・アルバム、トップ10入り決定的な一枚。本人たちともご両親とも2回ほど会ったことがある彼らはあの時20代前半だったと思うけどすでに10年選手。もちろん過去作も激推しでしたがまさかこんな作品を作ってくるとは。Drutti ColumnsとFree DesginとDungenを足してThom Yorkeが腰抜かしたようなといった相変わらずの意味不明な形容ですがマジそんな感じ。もし今日来たら週末はずっと鳴らしてそう。



秋の入荷ラッシュは止まらず、しかし先週のParquet CourtsRobbie & MonaなどのBIG LOVEエクスクリューシブものはもちろん、週末に入荷したSam Gendelの2枚組、一発で売り切れ即再入荷させたBadbadnotgoodのアルバムなどずばりあぶないです。世界中のレコード・プレス工場がひっ迫している昨今、実は一発売り切れたら次は半年後、へたしたら一年後、いやいやもしかしたらもう再プレスはなしという状況です。それを受けこの数ヶ月でほぼ全ての海外レコード会社が卸値の改定を行いました。だいたい3割アップくらい?3割アップされたらこっちは3割アップじゃすまないのだけどしかし危機管理対策室が常時機能している私としましてはすでにこれは許容範囲。しかし某メジャー会社から来た通知はなんと1.5倍から3倍の値上げ!さすがにビビります。我々小売店が倍の値付けもできていないのにも関わらず3倍って単純に2000円で仕入れたのをもし倍の4000円で売ろうとしたら仕入れ値が6000円にればなんと12,000円です。売れるか!いや、もしこの卸値で売れないならばオマエはレコードを売るなという現実な話であり、そして私はこれが正しいとも思います。

それでも今までの日本の新譜レコード店感覚ならば6000円で仕入れて7500円で売り(8掛け)そうだけど。そして3年後に「レコードは売れなくなった、だって高いんだもん」とレコードのせいにしながら潰れていくパターン。私は輸入レコードに限らず日本の物価というか価格というか値付けが安すぎるのは、結局バブル感覚が続いているからだと思います。利益率悪くても沢山売ればいいじゃん、みたいな。

どんなにレコードが高くなろうとも他業種に対しても恥ずかしくもない利益をしっかり得ることができないのであれば、輸入レコード店に限らすカルチャーな商売は図々しくやるべきじゃないと私は思います。他の業種の方々にとってそんなのは普通のことだと思いますけど。

以上、全て己に言い聞かせていた話でありますが、そして下記のBIG LOVE RADIOではそんな話は一切しておりません。


原宿からお届けする噂の音楽ラジオ番組BIG LOVE RADIOの335回目で今回も最高の内容ですが、以下はそのリンクのみで何も書いてありません。よって単体有料記事購入は損です。買った後に私に怒らないでください。ぜひ定額マガジンの方をご購入ください。


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