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一流の技はまねできそうに見える

現在、楽器のチェロを習っている影響でプロの演奏者の方と仲良くさせて頂いています。
コンサートもよくやられているので見に行くのですが、毎回難しい曲をとても簡単そうに弾いているなと感じます。

コンサートに行くと自分もあんな感じで弾けるんじゃないかと多少錯覚させられます
そんなことは絶対にないのですが笑

これは楽器に限った話ではないなと感じていて、
例えば、
凄腕のマーケッターが明日にでもマネできそうなことを話している。
ヒットメーカのプロデューサーが誰でも思いつきそうなアイディアを話をしている。
ように感じています。

これを真似すればすぐに自分でもできるのじゃないかと錯覚させられます。
しかし、マネしてやってみたら上手くできるなんてことは絶対にありません。

結局、誰よりも勉強し、誰よりも練習して、誰よりも試してみて
その行き着く先は無駄なものがそぎ落とされたシンプルなものなんだと思います。

実力がある人ほど
誰でもできそうなこと、誰でも理解できることを淡々とできる。

反対に言うと、自分のような人間は奇抜なアイディアで相手を圧倒させようとしがち。
一流になりたいのであれば、誰でもできることを誰よりも積み重ね、その先で見つけたアイディアで勝負する。

自己顕示欲を満たすために行動するのではなく、当たり前のことをして結果にコミットします。

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