シンデレラフィットな靴

しばらく放置してしまった。
クッソ忙しくて、やりたいと思うことなんかひとつもできねー毎日で、noteの存在すら忘れていましたよ。
で、今、ボクの興味の中で結構な割合を占めている靴のことを書きたくなったので、つれづれに。

この1年で靴を履いて4足買いました。

新品は1足で、残り2足は中古。3足ともにシンデレラフィットだったと言う話です。

1足目は、Red Wingの9870。(4月。新品)
2足目は、Aldenの990。(9月。中古)
3足目は、Rolling dub Trio のSloth。(10月。中古)
4足目は、Red Wingのベックマン。(1月。中古)
どれも、今この瞬間は死ぬまで手放したくない靴になった。まぁ、今、所有している靴はどれもこれも手放すつもりはないのだが。

Red Wingの9870

職場の移動で単身赴任することとなり、持っていた靴の数足を処分した。
にもかかわらず、単身赴任が始まった途端に靴を1足ポチってしまった。ずっと欲しかったRed Wingのプレーントゥーのアイリッシュセッターだった。ネットの通販で奇跡的な値段で販売されていたので、気が緩んだ結果だった。

ネットで靴を買うときに一番心配なのがサイズだ。数時間悩んだ結果、8Dを選び、受け取って足を入れた瞬間すごく微妙だった。普通の厚さの靴下で少しキツく感じて、サイズ交換するか迷ったのだが、「伸びる」はずだと言い聞かせて、我慢して2カ月履いた。最初にデリケートクリームを塗った以外は、ブラッシング程度だったが、結果3カ月目に、革が柔らかくなってなじんだら、シンデレラフィットに。今は厚い靴下を履いても少しも痛みはない。
余談だが、30年近く前に買ったRed Wing875は今となっては2サイズも大きいのではないかと思うほどにブカブカになってしまった(泣)大事に履いてきて、4回もオールソールした875には思い入れもあるので、処分なんてとんでもないが、サイズが残念でならない。

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Aldenの990

メルカリで手に入れた990。かねてからAldenのコードバンが1足欲しいと思っていたのだが、ご存知の通り高級なため、夢のまた夢だと思っていた。しかし、これまた信じられないような値段だったのでポチッとしてしまった。衝動買いということでもなく、サイズが8Eだったので、絶対に大丈夫だと思って購入した。というのも7.5Dはギリギリ入らないという経験をしていたので、確信を持てたのだ。長さ、幅ともに一回り大きくなれば、大丈夫と変な確信だったが、しかし、やはり最初に足を入れた時はきついかも…と青ざめたのだが、実際に歩いてみるとこれが幅といい長さといい足に吸い付く感じになった。これこそ文字通りシンデレラフィット。特に、幅がEなのはしっくりくる理由だと思う。中古とは言え大満足の一足となった。

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3足目は、Rolling dub Trio のSloth

YouTubeのチャンネル「靴のRadio」で知ったこのRolling Dub Trioというメーカー。はっきり言ってとんでもない靴メーカーだと思う。何がって作り手のこだわり。それとコスパ。
本当は、CASPERが欲しかったのだが、さすがにメルカリでは見つからず、いつか自分で新品を買って育てるのを目標にした。だったらサイドゴアブーツSTANが欲しかったのだが、それでもそんなに簡単には見つからない。そうこうしているうちに、SLOTHが見つかったので、思わず、ポチッとしてしまった。パッと見はハイトの違いだけなので、まずはこのメーカーの靴を履いてみたいと言う気持ちを抑えられなかった。この靴もシンデレラフィットだった。
サイズ8dだが、サイドゴアなので幅は少し狭めだが窮屈感がなく、長さが若干長めに感じるが、おそらく紐靴ではないからだ。この辺りが靴の難しいところだが、履き慣れてきたら幅が気にならなくなったので、厚めの靴下でちょうどよく履いている。ソールが白いクレープソールだが、だいぶ減っているのでラッキー。次の交換はSTANのようなソールかダイナイトソールにカスタムしたいなと思っている。

4足目は、Red Wing の Beckman

3足目のところにも書いているが、Rolling Dub Trio のCASPER が欲しくて欲しくてたまらない。そして、CASPERを手に入れたら革靴の購入はこれでやめようと思っているくらいなのだ。ところが、YouTubeチャンネル「靴のRADIO」を視聴していて、Beckmanのエイジングが、まぁすばらしいのだ。ブラックチェリーは所有しているが、チェスナットの経年変化が・・・。
そして見るとはなしにメルカリを眺めていると、なんとBeckmanのチェスナット(8D)が破格。しかも、調べてみるとRed Wing の9870 と同じ木型。あのフィット感のBeckmanが履けるのかと思ったら、購入ボタンをポチッとしてしまっていた。届いたものは使用感こそあるものの、ほとんど履いていないのではないかと思うほどのきれいさで匂いもナシ。こりゃ良い買い物だった。木型が同じだから購入した訳なので、当たり前の話だが、文句なしのピッタリだった。言うことナシ。唯一、革紐だったので、こちらで購入してグリーンの紐にしたら、これまたドンピシャだ。
本当にCASPERでオシマイにしよう。

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おわりに

靴のサイズは難しい。小さいのはもちろんダメだが、大きすぎても歩きに影響を与えるので、身体に良くない。分かってはいるけど、欲しい靴が自分の足に合わなければあきらめられるかと言われたら、それは難しい。

私なりの結論は、新品の革靴は履くことで必ず柔らかくなり、新品時よりは履きやすくなる。ので、新品を買う場合は、これちょっと遊びがなくてキツいかもくらいが、数ヶ月後ちょうど良くなると思う。それから、好きなメーカーならラストを知っておけば、悩まない。ピッタリの靴が見つかれば、それを基準にして他のメーカーの靴でもピッタリのサイズを見つけられるようになると思う。実際は、そんなに簡単ではないと思うが・・・。

最近になって、靴の羽根の開き具合って、どれが正解だろうと思うようになった。購入した4足の内、3足が紐靴で。どれも幅が足にピッタリなのだが、幅がピッタリの靴を選んだ結果、羽根の開きはこれまで手に入れたRed Wingなどよりも開き気味だ。そうするとカジュアル感が増すなぁというチョットした悩みです。でも、そんなの関係ねぇ。

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