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エッセイ451.アップルウォッチ

家族間でプレゼントのやりとりがあります。
欲しいものも思いつかないと、相手にお金をあげます。

夫の誕生日にそうしたら、

「過分に頂戴いたしたので、これをば、
誕生日とクリスマスの、ジョイントとさせていただく」

と言って来ました。

私も、ではというので、誕生日とクリスマス合同として、
一番古いのから2番目ぐらいのアップルウォッチをもらいました。

そういえば私は、昔しばらくの間、携帯はガラケー、
それに、どこに行くにもiPadという生活が長かったです。

で、その後、夫にiPhoneをプレゼントされたときは驚きました。

当然ですが、アイコンも、元々入っているアプリも
iPhoneとiPadとは同じですよね。
けれど、縦横の長さの比率が違うので、iPhoneを見た途端、
なんだかえらい幅が狭いなぁと思いました。

画面も、その中身も全てが小さく見えるので、iPhoneを見ると、
間違って洗濯して縮んじゃったiPad、
みたいに見えたのを覚えています。

(今回のアップルウォッチの小ささは、そんなものではありませんが・・)

今回はクリスマスに次女が来たので、父娘でいろいろ調べ、

おかんは、この機能がほしいか。
カバーはマットがいいかそうでないのがいいか。
ベルトはどの色のどれが欲しいのか。

など、聞き取りをしつつ、選んでくれました。

その後私は、せっかくもらったアップルウォッチに、カバーとベルトが付けられず、(無理なことをして壊してしまったらいかんと思ったため)
1週間ぐらい放置していましたが、先ごろやっと重い腰を上げました。
苦手かんはあるのですが、iPadやiPhoneの機種変更をするとき、
とても怖くてできるわけないと一旦は思うものの、
始めてみるとなんとなく、向こうの言う通りついていくと、できます。

今回もクレカ1枚と、パスモを登録することができ、早速使い始めました。
(でも、できることの100分の1ぐらいしか、まだ使っていません)

最初にうまくいかなかったのは、バスに乗るときでした。

今思うと、アップルウォッチを読み取り機にくっつけるぐらいに近づけたので
それでだめだったようです。

読み取り機が反応してくれないので、一旦退き、
後ろにいた人に先に払ってもらいつつ、
その場で小銭を出して、普通に払いました。
情けなかったです。

電車の改札では、読み取り機がバスより低いためか、ほぼ、できました。

あとで次女に訊いてみると、
アップルウォッチを読み取り機にくっつけちゃ、だめだそうです。
知りませんでした。

その昔、交通カードが普及し始めたころに、覚えておいででしょうか、

「ピッと、カードを読み取り機に、確実に、タッチしてください」

的なスローガンが貼ってありましたね。

私はずっとそのいいつけを守って、
ピピ、かちゃんと、カードが読み取り機に物理的に触れる音
を立てながら電車やバスに乗って来ました。
ですから当然、アップルウォッチも、
かちゃんと言わせなくてはいけないと思っていたわけです。

そうではないと知るまでに、何度もトライして失敗したので、
しばらくの間は、乗車賃の小銭をぴったりの額で用意して手に握りつつ、
アップルウォッチを外して手に持って乗り込む、ということをしていました。
変な女。

それから、冬ならではの問題があります。
ジャケットの袖からアップルウォッチを出さないといけません。
モタモタしながらパスモ面を出しても、袖口の中にアップルウォッチが入っていますので、左手を伸ばし、袖口を右手でたくしあげ、改札口にゆっくりと近づいていきます。
30mぐらい手前からそうやって歩いていることも多いです。

それで、なにか思い出しました。
そうです、保健室の前に並んで、予防接種を受ける時。
事前にアルコール面で消毒をしてもらうため、
そのように右手で左の袖を上げて、そのまま少しずつ前進しました。
そして、注射をしてもらって戻ってくる友達に、
「痛かった?」
「痛かった?」
と聞くのが定番でした。

半袖の季節になるまで、インフルの注射を受けるために並んでいる子供、
のようなことをし続けそうです。


私の生徒たちはみんなアップルウォッチを使っていますが、
使いにくい、とは言っています。

生徒たちによると、アップルが主張している、

intuitively = 直感でわかる

は、スティーブ・ジョブズ氏が去ってのち、
そういうことはなくなっていったそうです。

「先生、何かやりたいことがあっても、
長押しかそうでないか、ダブルクリックかそうでないか、
このボタンかこっちか、いや画面か、
それを、教えられないでできる人はいませんから。
もはやアップルは、
『直感で操作できますからマニュアルは要りません』
と、言えない状態です」

ということでした。

そうなんだ。
私が鈍臭くてできないのかと思っていました。

と言ったところ、

「(先生を含めた)鈍臭い人も、そうでない人も、
知らないことは、教えてもわらなければできませんから、
そこは先生は心配しないで!」

と、励まされました。

アップル製品にも、何かついてはきますが、Apple Pencilのこれなんて、
「読ませる気があるのかな」
と思うほどの字の小ささです。


とりあえずの、私のアップルウォッチの使い方ですが、
クレカはまだ使っていませんが、いずれ便利でしょう。
そして、パスモ。

それから、メールが届くとブルっというので、その一通は読みます。
返信はできないそうです。

また、歩いているとビビ!と来て、

「外を歩いてるのですね? 記録してあげましょうか?!」

と張り切っているので、それもお願いしています。
でも、あとで見て、健康管理に役立てたことはありません。

よく考えてみたら、アップルウォッチは今のところ、
「パスモを失くさないための機械」
ぐらいの機能でしか働いてもらっていませんので、もっとよく知りたいです。

生徒に、有効な使い方を聞いてみましたら、
歩いていて何か思いついたら、アップルウォッチの中のsiriに
このことメッセージして
と言い、自分にメールを送るのが便利です、とのことでした。

siriあったんだ・・・

猫に小判、なんとかに真珠・・

よく、お姫様が生まれると妖精がやってきて、

あなたには美貌を
あなたには美しい声を・・

ってやってくれますけど、アップルウォッチ初心者に対しては、
アップルウォッチの方から、

パスモ入ります。
これできます。
これもできます。
体温測れます
シリ、入ってます。

って、自分から言ってきてほしいな。


ところで、今日、アップルウォッチの裏が明るく緑に灯り、
何をしてくれているのか、電気の無駄遣いをしているのか、
なんとなく、心穏やかでないので、
知恵袋先生にお伺いをしたところ、(Yahooにいくばくかを払ってるし)
同じような方がいて、中の一文に吹き出してしまいました。
こちらです。


3年3ヶ月ほどの間に、9人の方が共感を覚えた質問だそうですが、
私も大いに、共感しました

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