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エッセイ420.3週間の帰省の旅(5)Day 4- テカポ湖

Day 4.2023年10月25日 水曜日  クライストチャーチからレイク・テカポへ。

レースコート ホテル&モーターロッジを後に、景色の綺麗なところを拾うようにして車で進みます。昨日食べきれなかったもの(食べ残しともいう)を、レンタカーを汚さないように、膝の上に設置したミニキッチン(ビニール袋内)で組み合わせます。スーパーのビニールに入っているラップに、チキン・サラダ・チーズ・オリーブ・プロシュートを巻いて、後部座席から助手席の次女へ。

「小さい頃は、前から後ろへ食べ物が来たけど、今は逆だね」
と次女が言いました。
お金が本当になくて、生徒が帰国の際に、捨てるお金を払うよりはというので我が家にくれていったカローラに乗っていました。
週末は都内のあちこちにの公園にいきました。車内で、卵焼き・とりから・ひき肉とツナのおにぎりを食べるのが定番で、後ろのチャイルドカーシートに座った娘たちがお腹が空くと、はいよ、と手渡していたのでした。
懐かしい。
今回、就職1年目の有給休暇と誕生月ボーナス休暇と、なんか、部署が売上良かったご褒美休暇を投入して、帰省の旅についてきた次女。こんなことはもう、この先ないかもしれない。
前の席にいる次女にチキンラップを渡しながら、つい感傷的になりました。
帰省と言っても、次女は今回の南の島に行く時間しかなくて、北島の親戚は全て素通りで帰国になります。

さて、車の走るのは、北の島よりもずっと平らに見えるハイウェイで、やがて遠くに近くに、雪を被った山々が続くようになります。



ちなみに、

あれがマウントクックかもよ?

と言われても、どれだかわかりません。
HOLLYWOODみたいに、山に白い看板で MT.COOK と看板を立てておいてくれたらわかるのに、と言って、笑われました。
子供の描く雪山みたいに、とんがっている山がかわいいです。

牛牛牛の牛だらけの牧場、春に生まれた子羊を1、2頭従えて立ったり歩いたり休んだりしている羊たち。犬に追われてドスドス走っている牛、寒さよけか、毛布をかけてもらってじっとしている馬たち。

景色も、はるか彼方の山まで平らであったり、箱根あたりを走っている錯覚に陥りそうな、切り通し下の山道を走るとか、高低差のある丘陵に変わったり、飽きずに眺め続けました。

ところどころで、見晴台の看板があり、車が停めやすそうだと、降りて景色を眺めて、写真を撮って、休憩します。

水の色が、曇りのある薄い翡翠の色の川や湖が多くて、とても綺麗です。

途中のカフェでコーヒー休憩をします。
こちらは、普通のブラックコーヒーはロングブラックと言います。
それ以外は飲まないので、名前はよくわかりませんが、NZはオーストラリアと並んだコーヒー好きの国だということで、どこで飲んでも私にはおかわりしたいと思うぐらい、美味しいです。

どんなときでも必ずお菓子を注文する夫のおかげで、いろいろなお菓子を少しずつ味見することができます。これはいろいろなドライフルーツの載ったキャロットケーキです。とてもおいしかったです。


夕方、テカポ湖に着き、予約した持てるで、ちょっと余分のお金を載せて、湖畔側の部屋に入れてもらいました。のんびりするとすぐ眠くなるので、湖まで歩きに行きます。湖畔から遠い地面の小石は小さく、水に近づくにつれて大きくなっていきます。
雪を頂いた山が向こうに見え、少し濁りのある薄い青水色の湖の水はとても綺麗です。今も普通に使っている小さな教会があり、それを見るために、ものすごく怖い橋をびくびくしながら渡りました。


夕食は、近くにある フォー・スクエアというチェーンのスーパーで、サーモンの海苔巻き(海苔巻きがあると買ってしまう)、カマンベールチーズ、ワイン、ビールを買い、フィッシュ&チップスの店でフィッシュ・アンド・チップスを買い、部屋の外にあるテーブルで食べました。


今日も全然起きていられず、8時に全員爆睡です。

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