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エッセイ367.好きな乗り物(1)いろいろ

乗り物が好きで、旅行先に面白そうな乗り物があると、乗ることが多いです。

一番好きなのがバスと路面電車です。
景色がどんどん変わっていくからでしょう。
景色が変わるのが好きなので、地下鉄はそこまで好きではなく、
普通の外を走る電車と、モノレールや、ゆりかもめが好きです。
高いところを宙を飛ぶように移動していくのが面白いのですが、高いからといってあれ、ちかごろ増えてきている、ハーネスにくくりつけられて、木々の間をふっとんでいくスカイラインというやつは、問答無用な感じが怖いので、やりません。
景色を眺めている余裕は全くないと思います。

電車では、小田急のロマンスカーや、名鉄河和特急のパノラマ車両は心が弾みます。平日は子供さんがたが少ないので、余裕で一番前に座ることも、たまにはできます。

なかなか機会がありませんが、フェリー、和船などの水の上を行くものもとてもいいですね。
近江八幡市の手漕ぎの和船は、時間もたっぷり乗れて、船頭さんの説明も面白く、葦に囲まれて進んでいきます。急に水が広がっているところに出たり、橋の下や、通れるギリギリのところを、船頭さんの竿さばきで行くのも面白く、人の世界から離れられて最高です。



5月に箱根に行った時は、3日間とも土砂降りでしたが、乗り物にたくさん乗れたのでとても満足できました。
乗り物を楽しむコツは、早めに乗り場に行って、とくに登山電車とケーブルカーは、運転台のすぐ後ろに乗って、運転を見ていることです。もちろん、お子さん方が乗ってくれば、立っていた場合は少し譲ります。(座れた時は譲らないということです)
登山電車はスイッチバックと言って、急坂の部分は、少しの間逆走をします。初めてだと驚きます。そのときは、運転席にいた運転士さんが、車両の脇を急足で反対側の運転席に移動するのが見られます。

今回は知らなかったのですが、スイッチバックが見られる「スイッチバックカフェ」というのがあるそうなので、是非一人で日帰りで行ってこようと思います。

ロープウェイは霧が深くて何も見えなかったので、アナウンスが「お天気が良ければ富士山が望めます」と流れるたびに乗客が笑いました。
芦ノ湖の海賊船は、霧が深すぎたので諦めました。

サンフランシスコに一度だけ行ったことがありますが、バスや地下鉄、ケーブルカーに乗りました。ケーブルカーは、捕まる棒があるだけで、座席が剥き出しのところに座り、楽しかったです。通勤通学に使う市民のみなさんは定期でしたが、観光客は一乗り700円で、高いなーと思いました。
ケーブルカー博物館は面白かったです。

帰省した時は、フェリー、スイッチバックのある登山電車、ウェリントンの坂の多い街のケーブルカーに乗りました。義父母がいなくなって、子供も独立し、昔のように毎年四苦八苦して帰省することもなくなりました。
こうなってみると、もうこの先あまり機会がないので、あんなに怖がらずに、モーターボートに引っ張られる巨大浮き輪にも乗ればよかったです。

セグウェイも、講習の後で街中に繰り出すのが怖くて乗らなかったけれども乗ればよかった。


ロトルアの山の上から、えらいスピードで疾駆する「リュージュ」にも、あんなにびびらずに、何回も乗ればよかったです。


乗り物、とは言わないのかもしれませんが、広い牧草地を、大きな透明のボウルに入って転がり落ちていく「ゾーブ」という、とんでもないものがあります。夏は涼しくていいので水、寒い時はお湯が入っているそうです。
あざ、流血もありうるそうで、ああいうのはやはり「乗り物」とは言わないかもしれません。が、一度ぐらいは経験すればよかったです。


忘れ難い思い出としては、一人で飛行機に乗っていた時、飛行機の遅れか何かだったと思うのですが、子供達にコックピットを見せてくれるということがありました。たまたまそばにいて、家族と間違えられたのかもしれませんが、一緒に中に入らせてもらいました。思ったより広く、計器が難しそうで、これではパイロットの人が高級でも当然だなと思ったのでした。

続きます。

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