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エッセイ168.濃厚接触者認定

わたくし、先ごろ濃厚接触者の認定を保健センターからいただき、
自己隔離で教室に閉じこもって今日で4日目です。

接触の起きた日の翌日に連絡があり、そのときは
「あなたは濃厚接触者ではありません」、
翌日、本人以外に陽性者が出たため、濃厚接触者となりました。

この2回の連絡は、保健センターからではなく、
コロナウイルス感染者の出た施設からもらいました。

その場所は、この同調圧力の世界ですので、言及は避けますね。

第一報のあったときには、たまたま、用事があって、家族以外の人と会ってしまいました。

すぐにお知らせし、
「週明けにはPCR検査をし、結果をお知らせしますね」
とお伝えしました。

「誰にでもあることなので、決してお気になさらないように。
私も検査結果をお知らせいただくまでは引きこもります」

と言っていただけました。

第二報でお墨付きをいただく前に、一番速く検査キット(唾液検査)が受け取れそうな会社や、自費PCR検査のできるクリニックを探し始め、
幸い涼しくなってきたところだったので、窓とドアは開け放しました。

生活は2階の日本語の教室に定め、そこで寝起きを始めました。
トイレも2階は私専用とし、外に出るときは壁やドアノブなど、
公共の施設(?)には触れないようになるべく気をつけました。
小さい子がいないのは幸いでしたが、接触があった日を含め、
3日間は普通に過ごしてしまったので、
「濃厚接触者の濃厚接触者は濃厚接触者ではない」
という現在の括りは、どうかなぁと思ってしまいます。
ずっと一緒にいますしね、唾飛ばして議論もすれば、一緒に食事するし、
水回りも何もかも一緒ですからね。
こうやって家庭内感染が広がるんだなあと実感しました。

濃厚接触者となったときは、却って落ち着きまして、
週明けからさくさくと動き出しました。

保健センターに電話して、指示をあおぎ、すぐ近くのクリニックでPCR検査を受けることになりました。
それは公費で受けさせていただけますが、初診料3000円は必要とのことです。

PCR検査ですが、私の知った範囲では、世界はこんな感じです。

中国:簡単な連絡で予約が取れる。プレハブが並んでいるような区域があり、
最初の小屋で、スマホで予約した画面を見せると、次の小屋に案内され、検体採取、試験。そのまま次の小屋で待っていると結果を教えてもらえる。
全行程15分で、費用は自費で1500円(朝日新聞「ニュースの現場から」spotifyで聞いたことです。

感染者がいつも多くて有名なアメリカはフロリダ州:
スーパーに検査場があり、予約なしで行ってすぐ受けられる。
しかし、マスクヘイターやワクチン拒否者多し。

ニュージーランド:そこここにPRC検査サイトあり。無料。受けられないということは考えられない。(オークランド市在住義母98歳による)
マオリの人の間に、ワクチンを受けないことを選択する人が多く、問題になっているそうです。

悲しい話を聞きました。
アメリカでは、赤い州・青い州・紫の州といろいろありますが、
やはり、地域により、

コロナ? そんなのないない。
ワクチン? なんか入ってるよ。トランプさんが言ってた。
マスク? ナンセンス。

ということが、私たちの思っている以上にあるそうです。
しかし、その人たちに対して、そうかというのでウイルスが遠慮するということはないわけで、やはり、かかるときはかかります。
すると、息のできない苦しさに喘ぎながら、

「自分が間違っていた。苦しい。早くワクチンを打ってくれ」

と言うのだそうです。

フェイク、ディープフェイクをはじめとして、報道の歪みが恐ろしいほどですが、いろいろなことが、きちんと伝わらない世界。
私を含めて今の人は、恣意的に選んだメディアにしか耳を傾けませんから、
ツイッターだって、誰をフォローしたかで、流れ込んでくる情報が全く違いますよね。
せめて、自分とは反対の意見、ニュースでも、
見るだけは見る・・・私もなかなかこれが辛くてできませんが、
心がけていきたいです。

病床で嘆願するコロナウイルス患者さんにはお気の毒ながら、
ワクチンは治療薬ではありません。

・・ということからして、知らされていないというか、染み込んでいない分厚い層があると聞き、暗澹としました。

私も、子供たちに対し、接種を避けたワクチンはあります。
これは、毛利子来さんに受診し、NZへ帰省することも考えに入れて、
悩み抜いて決めて行ったことです。
子宮頸癌のワクチンも、主治医にものすごい叱られながら避け続け、
ほどなく、一部に多くの副反応を受けた少女たちについても報道されました。
(これは  そうだと言う意見と、違うという意見が出揃っていますので、
親御さんたちも一度、調べてみることをお勧めします)

そんなに気をつけていたのに、我が家の次女は例のスペイン製の、ステンレス片混入のワクチンの同じロットのものを、発覚直前に接種していました。
これもひやっとしましたが、知らなかったことは仕方がないのか。

全てが突貫工事のようなコロナワクチンの世界。
愚昧政治がその恐ろしさに拍車をかけていますけれども、
どこから何が飛んでくるかわからないのと同じですから、
気をつけようがないところ、気をつけていくしかありませんね。

おっとまた大きく脱線沼に入り込んでいました。
話を戻します。

昨日の雨の中、車は次女が乗っていってしまいましたので、
全身レインコートを着て自転車でクリニックに行きました。
外出は4日ぶりです。
駐車場には12:20pm、普通診療の終わったあとに特別に設けられたPCR検査の時間のため、たくさんの車が止まっていて、防護服のみなさんが小走りで対応しています。

私が自転車を止めてレインコートを脱いでいると、看護師さんが駆け寄ってこられました。
名前を言うと一度引っ込んで、今度はジップロックバッグを手に戻ってこられます。
一つに保険証、一つに初診料を入れ(大きなお札でも可)、すぐ、クリニックの裏手に新設された個室のブースへ案内されます。
すぐに、朝方に確認の電話をくださった医師がいらして、その指導のもとに、自分でPCRの検体を取ります。

ご自分でやっていただきますと電話で言われてびびっていましたが、
コロナ以前にやった、鼻腔から声帯まで管を通してやる結節切除手術に比べれば、吐き気も苦しさも全くないと言っていいでしょう。
先生が差し出す、封を切った袋から出てきた細い棒を抜き出し、
鼻腔に3センチほど入れ

はいもうちょっと。はいそれでいいですよ。
じゃ、5回ぐるぐると回してください。
では、左側も同じことをしてください。はい、それでいいです。
では、ここに入れてください。

小さな試験管様の容器に綿棒の先から入れ、そのあと自分で、棒をポキンと折って、それで試験は終了。ものの5分もかかりません。

ブースの外に出て、まだ忙しく駆け回っているみなさんにご挨拶して家に帰りました。

KFCの和風カツバーガーセットを買って帰りたかったけれど、
とりあえずは濃厚接触者なのでできません。

結果は翌日、まあ今日ですね、昼頃に固定電話にいただけます。

これが以前のように個別訪問の日本語教師でしたら、
結果がわかっても、実は後で調べたら陽性、ということがありますから、
2週間はレッスンを全てキャンセルすることになっていました。

無症状の陽性でないことを祈りつつ、昼の結果を待っているところです。

少しご参考になりましたでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

あとで結果をつけますね。


追伸:お騒がせしました。陰性と出ました。
でも、14日間の隔離は続きます。

皆様もお気をつけて!

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。