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日本語教師日記174.生徒との連絡ツール

私はずっと前から主にgmailを、私用と仕事用に使ってきましたが、
何か調べたり、買ったりするたびに、
gmailアカウトに届く宣伝メールが増えてきて、
この頃では未開封が77,108通ですって。

LINEも気をつけないと、ちょっと割引してもらおうとして、
ついお友達になってしまうお店や会社さんも多くなりました。
これ、私に知識がないのがいけないのですが、
お店や会社と一度お友達の契りを結んでしまうと、
ちょっとやそっとでは疎遠にできないですね。

それで毎日のように、

今なら、あなただけ90%off! (嘘でしょう😅)
今なら、あなただけ、何回頼んでも10%off! (信州の方の栗きんとん・・・)

いつも、いつまでも、「今だけ」とおっしゃっているので、
(もともとその値段なんじゃないのですか?)
と、ついそんな気持ちになってしまいます。

さて、生徒とのやりとりは、まずemailから始まります。
そのあと、生徒の方から、

先生はWhatsUp(またはLINE,または Kakaotalk, Telegram..)
やっていますか?
よかったらそれに切り替えませんか?

と言ってくることがあります。

WhatsUpはダウンロードできずでしたが、数えてみたら生徒とのやりとりは、
いつの間にか以下のようになっていました。

gmail
LINE
FacebookMessanger
iMessage
Telegram

各々、一通りだけの繋がりではなく、
gmail とLINE、
gmail とTelegram
gmail と ・・・

というふうになっています。

このようになっていると、レッスンの時に何かの原因で調子が悪くなっても、
次々と他のビデオ通話に切り替えて、
結局5分ぐらいのロスでレッスンができます。
思えば本当に便利になったものです。

FBメッセンジャーは、当たり前ですが、
これを使うためには、Facebookでお友達になります。
これはまだ生徒が少なく、 別に生徒とFacebookで繋がってもいいかなと思っていた時代の遺物で、お友達になっているのは、10年とか8年とか続いている人だけです。

Telegramは 生徒からの所望でダウンロードしましたが、
いろいろ個人情報をナニされることは、まあ、他でも同じだからいいとして、
なんか某国と深い関係があるということで、今はあまり使いたくありません。
それを言ったらTikTok にも苦手感がありますね。

gmailは、同じ話題で返信しあっていると、
なんだかゴチャついてきて、私には使いにくいです。

それにしても、思えば昔は大変だった。

TTM、Tokyo Tele Meesageというマッチ箱ぐらいの黒い箱を持ち歩いておりました。今や全日本人の80%ぐらいはご存じないかもしれない、ポケベルというやつです。今は病院のお医者さんが持たされているのかな。似たものに、フードコートで渡される呼び出し機があります。

それが神経に触るピーピーという音を立てると、慌てて止めて、
誰が通信してきたかを、ディスプレイで確認しました。

それで、地下鉄を降りる時には、「SFメトロカード」というものを、自動改札機の穴にスタ、と通して外に出て、緑色の公衆電話がずらっと並ぶ所へ行って、
「テレホンカード」を電話機のカードスロットにシュカ、と入れて、
呼び出してきた相手に電話をかけます。

tamadoca先生、〇〇日本語学園の🔺🔺です。お疲れ様です。
すいません、アルゼンチン大使館、当キャン(当日キャンセル)です。

ーーはい、わかりました。(きゃ〜、6時間空き決定・・)

tamadoca先生、すみません。ジョンの秘書の太田です。
今日は急な会議が入ってしまいましたので、キャンセルをお願いします。

ーーはい、わかりました。ではまた来週(うはぁ、3時間空き決定・・)

なんてことをやっておりましたな。

コロナ禍に、名古屋で開いていたワンルームアパートの教室を閉じ、
生徒たちもみな、オンラインレッスンに移行してくれました。

東京に帰っても、相手は海外の人がほとんどです。
私の側の部屋の様子がちょっと変わっただけで、
私が東京に引っ越していることも、生徒には実感がないそうです。

ちなみに、かつてのように就業時間前の早朝や昼休み、アフター5といった、
とてもやりにくく、空き時間を生じやすい生徒は、今の私には皆無です。
ほとんどの生徒がリモートワークなのです。

なので、当日キャンセルが入っても、私はなんとも思わず、
皿を洗ったり、洗濯を物干したり、コンポストをかき混ぜたり、昼風呂入ったりして、なんら困ることがありません。
まあ、若い頃から重いカバンぶら下げて駆けずり回っていたので、
このぐらいは許されるかな。


今日の 日本語教師と生徒のやりとり

Aくんは、土曜日にできると思ったまま、お仕事に入られたようです。
お〜い、できないですよ〜


近所に住む生徒と遊びの約束。カラオケに行こうという話です。
(前略)
教師:登戸でもいいよ!
生徒:えええ〜、本当? 私にはめちゃ便利ですけど!  招き猫は?
成城学園前に行ってもいいよ!
教師:いや、大丈夫!
それと、成城学園前には私の知っているカラオケが一つあるし、
一緒に行った、祖師ヶ谷大蔵のところもあるよね。
両方で、コスパなところで一番いいところ見つけようよ。
生徒:そうしましょう! 近所に住んでると、便利ですよね。
教師:ほんとだよね!

⭐️なんで翻訳がタメ口になるかというと、この人はもう教えていないのと、普段は日本語ではタメ口なため、こうなってしまいます。


お次は、こっちからなにやら、くどくど言い訳メール。

教師:(実は、これが、デモレッスンのときに言っていたことなんです。
月に一度、短い週末旅行をするのですが、そのときはリスケジュールをお願いするかもしれないという話です)

とにかく、明日はいつもの時間に。
たくさん質問用意してきてくださいね。

・・・普段この上級者の生徒とは100%日本語なのですが、レッスン日時については、混乱を避けるために英語で書くことがあります。
ネイティブから見たら変な英語になると思うので、ここでも無用に恥ずかしがっていますね。
でも宿題はいつも機会を捉えては出しています。


サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。