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エッセイ173.2021年カウントダウン(2)

2021年12月31日 金曜日

朝の10時ごろごそごそ起きてきた旦那に、

「私、1時半からインドの師匠のレッスンがあります。
   すっかり忘れてのんびりしていたら、教えてくださいね」

と言いました。

自分でもiPadproで タイマーとアラームをかけて、
レッスンのことはひとまず忘れ、朝は早起きして台所に入りました。

私が年末、のんびり二日がかりで料理できるのも、
年賀状を諦め、大掃除を喜んで諦めているからです。

次女は昨夜、バイトから帰ってすぐに飲みに出かけ、
まだ帰っていない大晦日。
オミクロン感染には是非注意していただきたい。
彼女は昨日、帰省している友達と会い、終電を予定通り逃し、
友達の誰か一人が車でこっちまで送ってくれて(ここが名古屋)、
別れ難く、近所のカフェにいるんですって。
高校の時の友達と、離れ離れになっても
仲良くしてくれる子たちがいて、まず安心します。


今年は、心からおせち作りを楽しめました。
去年までは、実家に送っていたので、
年末進行に拍車がかかり、焦りながら作りました。
31日までに届かないといけないし、30日に送ろうと考えて慌てたり、
冷凍できるものは少し前に作って冷凍したりしました。
近所のクロネコヤマトさんで、クール宅急便を送る人の、
列に並ぶのもここしばらくの私の風物詩でした。

でも、残念ですが、私の味は実家には合いませんでした。
姉が言いにくそうに、
「本当にありがたかったけれど、なんか、
両親は、市販の方が口に合うようで・・」
とあって、送るのをやめたのです。
やはり父は、仙台出身の自分の母の、濃い味付けが好みだったようです。
私の方は、結婚した相手がとても薄味好みだったので、
自然、出汁に少し凝るとか、酢などでアクセントをつける方向に行き、
昔の人には物足りない味になっていたようなのでした。
お節を、実家の分もちゃんと・・と思うことが心から外れ、
今年は純粋に料理を楽しむことができました。
それだって、私の頭がはっきりしているとき限定ですから。
できるうちは楽しくやりたいです。

さて、今年の年末年始も大人3人。2年目です。
長女はホテル勤務なので、人が休むときは働いています。
次女は名古屋に友達が多くて出たり入ったりです。
いつ家にいて、いつ何を食べるかわかりません。
でも最終的に友達を連れて来て、カウントダウンパーティを家でするので、
そのときに両親が食べるものを食べれば?
ということになりました。
いやー、楽だこと。

大晦日の今日の新聞のチラシを見たら、
一番近いスーパーの初売りが、なんとお正月元旦ですって。
何がなくてもすぐ手にはいりそうです。
お正月に困ることって、本当になくなりましたね。

今年からやってみたのは、お煮しめを、材料ごとに別に煮ることです。
私の母のやり方は、火の通りにくいものから材料を入れて行って、
最後に同じような硬さというか、柔らかさに仕上がる、というものでした。
母は、それで味が深くなると言っていました。
今まで私もそうしていたのですが、どうも上手にできませんでした。
まだ煮物のコツをつかんでいないのでしょう。
筍は硬いのに、にんじんは煮崩れている、
焼き豆腐はちょうどいい味なのに、牛蒡はよそよそしい?味だとか。

それで今日思いつきで、別々に煮てみたら、なんだか良い感じです。

今までなんとなく気になっていたことなのですが、
こんにゃくを煮た出汁は、やっぱり少しこんにゃくっぽい味がします。
気のせいかなぁ。
筍は、少しだけ出るえぐみのためか、ほんの少し酸っぱい煮汁になる。
全てを一緒に煮るのが普通なのでしょうが、
なんか味に雑味が出るように思ってきたのです。
あと、牛蒡や蓮根は、白っぽく煮てみたいなぁ。

やってみたら、椎茸の茶色と白がきっぱりと鮮やかになったようだし、
人参も色がいいような気がしますし、
筍もさやえんどうも焼き豆腐も、にごった感じがしません。
気のせいかもしれませんが、
明日の朝、盛って見るのが楽しみです。

さて、大晦日の夕方です。
昨日買い損ねたものを、別のスーパーに買いに行きました。

夕方だったので、スーパーもデスパレート、
どんどん大胆に値下げシールを貼っていきます。
その後について歩いてみましたが、大幅値下げのものはもう買ってあるし、
蟹とかすき焼き用の肉などは、やっぱりお高いですね。
買い物に出る前に、行きつけの焼き鳥屋のKazさんが、
電話一本のあと、家に寄ってくれました。
この前のクリスマス宴会のお礼だと思うのですが、
見たこともないような、すき焼き肉をプレゼントしてくれました。
そういうの、外食でしか食べたことがないため、感激しました。
Kazさんまた、おいしい焼き鳥お願いします。
今度はうちでローストなんとかパーティしましょ。

さて、大晦日のスーパーに話を戻しますと、
牛蒡とかこんにゃくを買っている人たちでごった返しています。

まぁ、ほほほほ、みなさんこれからお料理?
大変ですねぇ。

と、くだらない優越感に浸りました。
ポイント溜めて空港の特別ラウンジに入れた時、
上から庶民のみなさんを見下ろしたときの感覚を思い出しました。

でも、家に帰った私も、全然料理が終わっていなくて、
やっぱりだらだら台所にこもりました。

さあ、オールを終えた次女が、友達を伴って帰ってきました。
今年は一人だけ。
長女がいたときは、6人来て3人泊まる、
なんていうこともあったけど、それももうすぐ終わりです。
どうも年末年始というのは、
家族の来し方行く末をぼんやり考えるときになってきましたね。


早めの晩御飯はローストボークにしました。
どんより茶色ですが、忙しいのでしょうがない。

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お正月は飲み・食べが、やっぱり楽しみです。


2021年もあと2時間。
さっき天ぷらそばを食べたのに、2時間後の今は、まだ食べると。
こんどは細うどんを茹でました。
みんなすごいな。

最後のレッスンはインドの師匠で、
デリは朝の10時、日本は午後の1時半でした。


今年最後の新規生徒は、11歳の利発なアメリカ人の男子でした。

2021年もコロナで身動きは取れませんでしたが、
noteで新しい出会いもありましたし、
良い生徒にも恵まれ、幸せです。

みなさんの大晦日はどんなふうに流れていますか?

来年もコロナに負けず、元気にいきましょう。



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