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エッセイ152.水耕栽培・室内栽培(2)仁義なき虫たち


虫の写真は(ありますが)出しませんので、ご安心ください。
でも、閲覧注意です。
すみません。

今までに、瓜系の野菜の双葉〜本葉数枚までを食い尽くす憎い奴、
ウリハ虫については、書かせていただきました。
今年初めて、ウリハ虫を手で捕獲する達人の方法をYoutubeで知り、
やってみたところ、私もでもまあまあ、獲れるのがわかりました。
これだったら、胡瓜も再開していいかもしれません。

古い公団の庭で胡瓜をやっている人は多いです。
黄色い花の下に、マッチ棒より細い実がぶら下がっているのは、
本当に可愛くて良いものです。
ちっちゃいくせに、一人前に小さいトゲトゲがあって、
一人前にちょっと曲がっていたりして、たまりませんね。

今年のグリーンカーテンは、ひょうたんと夕顔にしましたが、
葉っぱがやはり、胡瓜やカボチャに比べると なんとも小さいです。
グリーンカーテンは、室内が暗くなるぐらい、
わっさわっさと葉っぱが出て欲しいもの。
来年こそ、ウリハ虫と闘いながら、胡瓜を再開したいと思っています。
胡瓜はときどき、できてから大きな葉っぱに隠れていることがあり、
気がついたら 夫婦喧嘩に使えそうな棍棒サイズになっていて、
びっくりします。
そんなのも、胡瓜の良さ(?)です。🥒

庭のプランターや路地植えの野菜につきものなのが、アブラムシでした。
アブラムシは、春先のカラスノエンドウにまずとりつきますので、
野菜を庭でやりたいなら、カラスノエンドウは刈らないといけません。

生産緑地の一面がカラスノエンドウ、というのはよく見ます。
本気で生産緑地で野菜をしている人は少なく、
利用できるまで梅や栗でお茶を濁していることが多いみたい。

うわ〜、ここ、こんなにカラスノエンドウ、と思っていると、
ある日一回だけ、電動草刈り機で刈っているのをよく見ます。
土地の性格上、これでいいんでしょうね。

私はアブラムシには祟られてきました。
ピーマン、セニョリータ、モロヘイヤ、オクラ・・
何でもかんでも、結局やられました。
収穫に行くと、アブラムシがびっしりくっついていて、うんざり。
本当に勘弁して!
アブラムシは、いろいろな色があります。
私が知っているのは、黒・赤・茶色・白・緑・ベージュなどですが、
種類によるものか、成長過程で変わっていくかは、知りません。
いい、知りたくない!

なので私は、虫に強いと、自分が勝手に思っている野菜しか外に出しません。

その第一はミニトマトです。
目標は、「ミニトマトは買わない生活」なので、
ちょこちょこと時期をずらして植えていきます。
室内でLEDライトを導入したら、何月までできるかなぁ。
緑のままの実も、チャツネにすると美味しいです。
ミニトマトは、期待の安定ラインです。



さて、すでにもう、だいぶ気持ち悪くなられたかと思いますが、
上には上がいます。

今年初めて出くわしたのが、ハダニとコガネムシです。

ハダニについては、以前、嫌がられながら詳しく書きましたので、
繰り返しは避けますが、
地面でも、プランターでも、虫除けネットをしても、二階の出窓でも、
糸に乗って飛んでくるために、どこにでも出現します。
蜘蛛の仲間だからです。

気持ち悪いことをコピペしますが、彼らの人生は以下のようです。

「ふたつの斑点をもつハダニのメスは、1日に10〜20個のタマゴを産み、4週間の生涯のあいだに合計80〜120個のタマゴを産みます。主にクモの巣に産みつけられたタマゴは、3〜15日後に6本足の幼虫が孵化します。孵化したばかりの幼虫は、ほぼ透明で赤い目をしています。4〜5日のうちに3回脱皮をくりかえし、第一若虫、第二若虫へと変体し成虫になります。幼体も成虫も8本の足を持ちます。」



我が家でも、一匹に気づいたら、すでに、すごくたくさんいます。
1トレー、まるまる破棄するしかない状態もありました。
セロテープで駆除中に、葉っぱや茎からぽろぽろ落ちて、
机の上をのろのろと、なんとなく逃げていくのも憎らしいものです。

私がミニトマトについで、「虫に強い子認定」をしていた二十日大根も、
つい先日、ハダニにすっごく、やられました。
葉っぱがよく広がるために、自然と密生度があがり、
風通しが悪い、彼らにとっての理想的環境。
気づかないうちに、あっという間に広がったようです。

その時点で、二十日大根のトレー栽培は諦め、
スタバカップや空き瓶に、1株ずつ移し、セロテープでできるだけ取り、
お互いの間も開けて家中に分散させました。
大変な手間・・。
スタバありがとう、愛してます。

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これでも間隔が、まだいかにも近い。
このあと、あちこちに1カップずつ移しました。

以来数日間、セロテープで取り続けていますが、
容器ごとどっぷり水に漬けたり、流水で洗ったりしたあとでも、
毎朝必ず、ある程度は、くっついています。
集団ストーカーめ!
(詳しく書かないと言っておきながらすごく詳しく書いてごめんなさい)

虫対策のために手荒に扱われた二十日大根は、すっかり弱々しくなり、
普通なら今頃はまるまるっと、赤い実、じゃなくて根を出す頃なのに、
葉っぱばかりが広がり、根っこはひょろひょろ。😭
ここまで手間がかかっているし、ペットと同じなので無碍にもできず、
今は観葉植物として余生を送ってもらっています。


大葉やミニトマトにありがちなのが、蛾の被害です。
とんがった葉っぱの先が くるっと巻いているので見てみると、
蛾が何かを中に入れてから、糸で丸めて留めているのでした。
なにそれ私に無断で、ひどい。
中になんか、入っているんですよ本当に。
見ないけど。
本当に嫌。
見つけ次第、はさみで切り取ります。
二度と来ないでよね?


一番ショックだったのは、2021年のニューフェイス、コガネムシです。
大被害です。

みなさん、コガネムシには、絵文字もあるのです。
これです。

🪲

ああ嫌だ嫌だ。

エジプトでは、スカラベなんて しゃれとんしゃーな名前をつけられ、
聖なる虫の仲間らしいけど、日本では本当に、嫌なやつです。

その日、2階の出窓の野菜に水をやりに行きました。
ちらっと目をやって、なんか変だな〜と思いました。

大葉の鉢、三つあったはず。
二つしかなかったっけ?

いえいえ、ありましたが、一鉢は、茎だけになっていました。
鉢を持ち上げたら、一匹の玉虫色のコガネムシ。

タマムシイロの・・コガネムシ・・って変な言葉ですけど。

残った最後の最後の大葉にしがみついて、もりもり召し上がっていました。

うわ〜、大きい。怖い。
腕を精一杯伸ばして鉢をつまみあげ、体から離して庭に出て、
庭の向こうの方まで行って、

ばか〜!
もう来るな!

と、振り落としました。

そのあと、レタスを収穫しようと思って、
レタスのケースごと持って台所に持って行ったら、
レタスの葉っぱの間にも 大きなコガネムシがくっついていました。
びっくりして、トレイを取り落としそうになりました。
トロいので、箸で摘んで外に放り出しました。
もう二度と会いたくないです。

このコガネムシが夫婦もので、産卵などされていたら来年が大変。
覚えておいて、鉢の土は熱湯消毒しないといけません。

本当に腹立たしいです。

こうして書いているだけで、私は腕に鳥肌が立ち、また、
頭が痒くなります。

こんなに、こんなに、虫が嫌いなのに、野菜を作るのが好き。
因果なことです。

仁義なき戦いは続く。

次回、種まきの章です。

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。