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Foodies! 69. インスタントポットで楽するスープ(1) Day1~3

新聞広告や書評で「野菜はスープとみそ汁でとればいい」という本を知って、なんとなく気になっていました。先日、新しく名古屋駅近くに開業した「ノリタケガーデン」というモールの、TSUTAYAとスタバのコラボに行きましたが、そこはいいですよ〜という脱線はやめておきますが、そこでこの本を立ち読みしました。面白かったですが、買わなくて、著者の方ごめんなさい。お詫びにここで紹介させていただきますので、許して下さい。


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立ち読みで、なるほど勝手に何でも入れてしまえばいいのかと思って、よく冷蔵庫で干からびている牛蒡や小松菜を思い浮かべながら帰ってきたのでした。

新しいスープ皿を買ってまだ1週間。
スープは多めに作っています。冷凍したり、翌朝の私の一食に充てるためです。スープは、作りすぎても罪悪感がないのがいいですね。

生ゴミコンポストをやっているので、私が作り出す野菜のゴミは普通より少ないと思います。スープに入れるなら、更に少なくなるかしら。
インスタントポット6qt(6クォート=6L弱)があって、多分 仕込んだら放っておけるはずだと予想したのですが、その通りでした。
そういうふうにして、スープをたくさん作る生活がなんとなくスムーズに始まりました。

自分の記録と、ワンパターンに陥るのを防ぐために、これからときどきスープについて書いていきたいと思います。


【Day1  トマト玉ねぎニンニクポタージュ(同時にポットロースト)】

・冷凍庫にいつまでも居座っていた完熟トマト
・生協の完熟生トマト限界レベル
・玉ねぎ多め
・ニンニク多め
・塩胡椒、ナツメグ
・オリーブオイル
・豚肩ロース厚切りスライスの冷凍

インスタントポットは(以下IP)は高圧をかけられるため、切り方も炒めもざっくざくで良いようです。内鍋で炒め物をすると焦げますが、木べらでこそげとると味も美味しくなる気がするのと、什器が少なくて済むので愛用しています。

(1)豚肉は、IPの内釜に多めにオリーブオイルを入れて「炒めモード・高」で焼き色がつくまで放置し、取り出します。結構焦げ付きます。

(2)オリーブオイルを足し、焦げつきを木べらでせっせとこそげ落とし、それから調味料以外の他の材料を投入、軽く炒めます。

(3)豚肉をIPに戻し、ひたひたのお湯を注ぎ、塩小さじ1、白胡椒多め、ナツメグをふりかけ、圧力(高)モードで10分。今回は強制リリース(弁を開けて蒸気をのがす)ではなく、自然にピンが下りるまで待つ「ナチュラルリリース」

(4)蓋が開けられるようになっても(余熱でポークに柔らかくなって欲しかったので)そのまま。冷めてから豚肉を取り出し、ハンドブレンダーでスープ部分を粉砕し、ポタージュにしました。

(5)キノコ4種とベーコン炒め(スープにオリーブオイルが多いので、こちらはベーコンの油とキノコから出る水分だけ)をトッピングしました。


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【Day2   ジャガイモ玉ねぎパセリのポタージュ】

・生協の多すぎるパセリのざく切り
・じゃがいも(男爵がおいしいかも)
・玉ねぎ
・ニンニク
・トッピング用ブロッコリーと茹で卵、冷凍ミックスベジタブル(後入れ)
・塩胡椒、オリーブオイル

全ての材料を大きく切って、オリーブオイルで油が回れば良いか程度に炒め、ひたひたのお湯を注ぎ、塩胡椒を入れて蓋をして高圧10分、NR(ナチュラル・リリース)
冷めてからハンドブレンダーで粉砕、再加熱の時にブロッコリー・茹で卵・冷凍ミックスベジタブルを投入しました。

温め直しもIPで簡単で、本当に重宝しています。


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【Day3  タイカレー】

・粉末ココナツミルク
・タイグリーンカレー、マッサーマンカレーペースト
・冷凍の鳥もも肉2枚
・たけのこ細切り水煮パック
・玉ねぎ
・人参
・ニンニク
・生姜
・後入れ用の冷凍ピーマン・茄子・オクラ
・塩胡椒、オイスターソース、醤油(ナンプラー)

(1)冷凍鳥もも肉2枚を大白ごま油を入れたIPで焼き色をつけ、外に出します。(2)グリーンカレーだけだと辛いので、マッサーマンカレーと合わせ、太白ごま油でIP内で炒めます。
(3)ニンニク生姜を入れてよく炒めたら、他の野菜(たけのこ細切り水煮は洗って、玉ねぎは薄切りに)を加えて炒めます。
(4)水1Lに粉末ココナツミルクを、
これは適当に、とろりとなる量加えて泡立て器でよく混ぜてポットに入れ、ざっとまぜます。
(5)その上に鳥もも肉を戻し、全てが浸る水位まで水を加え、蓋をして弁の方向を確認、高圧10分かけ、NR(ナチュラルリリース)
(6)自家冷凍のピーマン・なす・オクラを加え、再加熱(短時間OK)
(7)食べるときに再加熱、鶏肉は取り出して食べやすい大きさに切ります。

トッピングが多いのでご飯がなくてもいけそうでしたが、やっぱりご飯は食べないと! チートデイがこうして増えていきます。どんまいです。

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【インスタントポットについて思っていること】

おでんやロールキャベツをよく作りそうなら、6qtがいいです。
鍋の高さの半分ぐらいまでしか材料を入れないことがほとんどですが、
例えばハンドブレンダーを使うときは、高さがあるので飛び散りの心配が少なく、ストレスフリーです。

高圧:手早くやりたいとき、肉がホロホロになってほしいときに最適。
ただし、レシピにあるよりだいぶ少なめの時間から始めて、徐々に好みの仕上がりになる「自分の時間」を探っていくことをおすすめします。
大概のレシピの分数は、我が家には多すぎました。

蒸し料理モード:お湯で茹でるより流出ビタミンが少ないそうですし、じゃがいもなどは多めに蒸して、ポテサラに、付け合わせにと、すぐ食べなくてもとても美味しいです。
ただし、蒸し上がり時間が野菜によってまちまちなので、強制リリースをして蓋を開けながら、茹で時間が短い野菜は足していく方がいいです。

炒めモード・再加熱:よく使います。すごく便利です。

あと、スープ・肉モードとか、スープ・だしモードとか、なぜか鳥料理・・いろいろあるんですけど、私は高圧・蒸し・炒め、ぐらいしか使いません。

・お水を足すとき、電気ポットで沸かしたお湯にします。すぐ調理が始まるからです。

便利なIPに毎日お世話になり、ガス代が激減しました。長女にあげちゃった3qt、「使ってないなら返して」と言ったら断られました。まいっか。内鍋がもう一つあるといいのですが、中に入るサイズなら、手持ちの、ハンドルの取れる鍋でいいそうです。シリーズの中の内鍋は結構効果です。

購入を考えていらっしゃる方へ。
説明書が結構わかりにくいし、卵爆発とか、茹で野菜全て溶けたとか、最初はいろいろ事故があるのですが、それも理科の実験のようで本当に面白いので、お勧めします。

6qtがいいです。(しつこい)


あと、短時間でぎゅうっと作るせいか、野菜だしの旨味があるような気がします。スープキューブなどは使いません。骨つき肉を煮込むとさらに美味しくなります。


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