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エッセイ153.水耕栽培・室内栽培(3)種まき


トップ写真ですが、次女が居間のカーテンを歩いているコガネムシを発見。
クソデカ虫がいるので注意、と言ってきました。
クソは要らないでしょうクソは。

本当に危ないところでした。
コガネムシに食われて居間に避難させた大葉がいっぱいあるので。
本当に虫との闘いはエンドレスです。

だって、今日だって庭に出て「あっちゃぁ〜・・・」。

3つの小型プランターにすくすくと育っていたバジル、草丈10cmほどで、
次々と本葉を出し始めていたのに、2プランターまで、ぐっさぐさに暴れ喰いされていました。

現場に残された本人たちの落とし物から、アゲハ蝶の幼虫と思われます。

涙さしぐみ帰りきぬ、蹂躙されたバジルを持って。

あまりに食い散らかされた葉っぱは消毒したハサミで切って捨て、
穴はあってもピンピンしている「食べ残し」の葉っぱを取れるだけ取り、
あとは、「収穫前日まで大丈夫」の自然派害虫駆除スプレーをかけました。
今こうしている間にも、アゲハ蝶が、
妙にすかしたものごしで、ふわふわ窓の外を飛んでいく。
うぬぬ、憎い奴。

蝶々っていうのは、2階まで来るのかしら。
2階の出窓に虫付きのものを移すと、他の野菜に簡単に飛んでいくこともあり、
なかなか悩ましいものです。

ああ〜、残念すぎて、ここで書き終わって さめざめと泣きたい!
・・ところをぐっと我慢して、今日は種まきのお話です。

水耕栽培の種まきでは、スポンジやキッチンペーパー、
ハイドロボールやバーミキュライトその他を用いた培地を用意し、
爪楊枝の先を濡らしてちまちまと蒔いていきます。

食器カゴやボウルにざるにキッチンペーパーを載せ、
二重になっている底部との間に水を入れ、直播をする人もいます。

私はいろいろ試してみて、以下のようなパターンになりました。

・最初からカットしてあり、切れ目も入っているスポンジ
・または、100均で買って来て、自分でネットを外して切れ目を入れたスポンジ

とにかくスポンジを、ケースの水に押し付けてよく水を吸収させ、
爪楊枝で2〜4粒(野菜の種類によってちょっと違ってくる)を載せます。
そこに、ティッシュを1枚ずつに剥がしたやつを載せて霧吹きで湿らせる。
この時は、水だけで、栄養はやりません。

発根して、発芽すると、ティッシュを突き破って双葉が開きます。
上に伸びていくのと同時に、スポンジの下にも細い根が出てきますので、
そうなったら、二重底になった容器に移します。
その前に、水は毎日変えます。
すぐコバエが卵を産むからで、水を変えながら、ベビーが泳いでいると
ひぇ〜!
と言いながら、シンクに流します。

100均によくある食器を伏せるかごとか、ボウルだけどザルがついているやつに、
ザルより水位が上になるようにして、ハイポニカを混ぜた水を入れます。
そこへ、芽と根の出ているスポンジを並べ、毎日水を換えます。
本当は「水を足していく」でいいのですが、
それだとコバエ関係の発見が遅れるし、
何よりもアオコで、どろんどろんになります。

アオコって、あれはなんなんでしょう。
熱帯魚や金魚の水槽にも出てくる、あれと同じですかね。

水道水に、デフォルトで仕込んであるの?

私は毎日水を換え、時々ケースも洗うことで、
できる限りアオコを増やさないようにしています。
もちろん、防ぎ切れるものではないですが・・。

もう一つの種まき方法ですが、100均の苗ポットというのを買ってきます。
黒くて柔らかい奴です。
ぐにゅ、と底の方をつまんで、両側にハサミで、縦長の穴を開けます。

お茶パックに、ハイドロボール(小)という、焼成した石のボールを入れます。
そこに、発芽したスポンジを埋め込むか、直接タネを巻いて、もう少しハイドロボールを被せます。

そのお茶パックを、前述の苗ポットに入れて(ちょうど同じぐらいの大きさ)、
開けた穴から、お茶パックの両下端を引っ張り出します。
それを、二重底のケースやボウルに入れて育てるわけです。

最初は、いろいろな人のブログや、水耕栽培所のバイブル、
「100円グッズで水耕栽培」
のやりかたに忠実に従っていましたが、この頃少し変わってきました。

・プラスチックカップに丸い穴や、その他の水の入口をカッターで切る。
⇨というのが、すごい面倒になったので、ふにゃふにゃの100均苗ポットで代用

・スポンジを買ったり、切ったり、切れ目入れたりがする
⇨というのが、すごい面倒になったので、直播するようになる

などという具合です。

意外と悪くないのは、100均の防虫シートで作った蝶々よけ。
蝶々とコガネムシぐらいなら防げそうです。
草丈が高くなるので、ストローを継いだ支柱に変えようと思います。
息苦しくていやかなぁ。

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あちこちを輪ゴムで摘んでやると、少し空間が広がるようです。


園芸名人の義母によると、朝日が一番いいけど、とにかく2時間陽光が当たれば、あとは室内でもちゃんと野菜は育つそうです。


それと最近、「間引きが嫌問題」が解決しました。

大きいスポンジに種まきをしたり、
発芽しないものを見越して、一つのスポンジに複数種まきをすると、
あとで間引きというのをしないといけません。
それがどうしてもかわいそうで、できなくて、
密生させてハダニの跋扈を招いていたのですが、
ここに、「催根法」というのがあるのを見つけました。

水か、水につけたティッシュに種を置き、根の出たものだけを使うのです。
それだと、1スポンジ1で済みます。
種がタッパにいる間はコバエの心配もないですし、
根の出た順番にスポンジに載せ、ラップをして大きくなるのを待つだけです。
これで間引き嫌だ問題も解決しました。

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虫害の心配の比較的少ない二階の窓外の小さなスペース、
階段の窓際、玄関の靴箱の上と、日当たりを求めて野菜もちょこちょこ移動させられています。

コガネムシが居間に隠れている今は、大葉は台所に移しました。

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そろそろ大葉・ミニトマト・バジル・ローズマリー・レタスは
毎日食べられるようになりました。
家にいて、やることがあることに感謝です。



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