エッセイその57. 成功するにはそれだけのわけがある:スターバックス(2)
日本語には、言葉がある程度以上長いと、縮める傾向があります。
スターバックスは、すぐに「スタバ」になったかもしれまsんが、
シアトルのスタバ、いやスターバックス本社は、
そういうことになると、予測していたのでしょうか。
他のチェーン・コーヒーショップは、それ以上縮まらない名前のところが、
結構多いのに気が付きました。
ドトール
タリーズ
コメダ
プロント
しかし例外もあります。
私は、
ルノワールをルノワ(とか)、
エクセルシオール・カフェをエクセ(とか)、
縮めたことはありません。
エクセルシオール・カフェに至っては、
律儀に全体を言います。
え、スタバその辺にないの?
エクセルシオール・カフェにする?
というふうに。
これでは日本語授業で、
エア・コンディショニングはエアコン、
モラル・ハラスメントはモラハラ。
じゃあ、マタハラは何の略でしょうか。
などと言っているのに、なんか示しがつかない感じです。
つかなくてもいいですけれど。
名前はどうでもよいのですが、昨日の続きです。
私はスタバでは何を頼むにも「一番小さいの」と言いますが、
「普通」とおっしゃる方が結構いるそうで、
店員さんも、これには苦慮するそうです。
一番小さいのから順に、
ショート・トール・グランデ・ヴェンティ
だそうですが、ショートと言うと、
サイズよりも長さの表現に聞こえてしまいます。
また、ショート・トールと、最初二つは英語でしょうが、
あとの二つ、グランデとヴェンティはイタリア語なのかしら。
下から二番目の大きさ(小ささ)ありながら、「トール」とはこれいかに🤔
という気分も毎回してしまうし、
グランデ・ヴェンティは、
耳慣れないだけに、どちらも同じように「すごく大きそう」に思えます。🤣
私は毎回、
「ドリップコーヒー、ホイップをしゅっと」
しか言えず、
「ホットでよろしいですか?」
と確認され、
(次は必ずホットと申し上げよう・・)
と反省しています。
が、なかなか改まりません。
ちなみに、日本で一番最後にスタバができた鳥取県。
あれは、2015年だったそうですが、ニュースにもなった
開店の朝の長蛇の列。
そして、彼の地には、鳥取第一号展ができる前から、
すなば珈琲店というチェーンがあるそうです。
大人気だそうですが、その意気やよし!
スタバも すなばに負けないように、頑張って欲しいと思います。
ところでみなさんの見慣れたスタバのトレードマーク。
あれは、実はギリシャ神話の海の怪物、セイレーンだそうです。
美しい歌声で船乗りを魅了して、沈めてしまうという恐ろしい妖怪。
姿は、はじめは半人半鳥でしたが、後世に双尾の人魚に変わったそうです。
サイレン の語源は、セイレーンだと読んだことがあります。
(ドイツのライン川には「ローレライ」がいて、
同じような活動をされていたそうですが、
あっちは淡水系・セイレーンは海水ですね)
イラストで見ますと「尾」どころか、
下半身に魚が二尾、と言う感じですが、
泳ぎにくくはないのでしょうか。
微笑んでいるので、大丈夫なのでしょうか。
左が一番古いそうで、ロゴとお店がよく認識されるようになったため、
文字の方は、もう入れないことになった、と聞きました。
と、ここまで書いてふと思いました。
疫病から守ってくれそうで、そうでもなさそうな、我が国の「アマビエ様」。
こちらは、下半身が三つに分かれているようですが、海から出て来ますし、
なんとなく、セイレーンやローレライの仲間なのではないでしょうか。
まとまりがなくなってしまいましたので、
最後に、漫才コンビ「ダイヤモンド」が教えてくれる、
コーヒーチェーン各社のサイズについて書いて、おしまいにしたいと思います。
スタバ:ショート・トール・グランデ・ヴェンティ
タリーズ:ショート・トール・グランデ・エノルメ
ドトール S・M・L
コメダ 普通・たっぷり
ルノワール 普通のみ
今日もご安全な一日を。
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