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ノルウェーでは来春ガソリン車の 生産が終了する

先日、中国の最高級車ブランド「紅旗」は、
電動SUV(スポーツ多目的車)を
ノルウェーに500台輸出すると発表した


紅旗は最近日本にも数台規模で上陸を
始めた中国の最高級セダンの自動車で
価格は約1500万円以上


ロールスロイスのデザイナーが
中国に移籍して作られたブランド


なぜそんなに多くの電動車を
ノルウェーが輸入するのかと
調べてみると


ノルウェー政府は、2025年までに
ガソリン車とディーゼル車の
国内販売の終了を目標に掲げているが


それが前倒しとなり、来春
2022年4月には、ガソリン車と


ディーゼル車の新車販売台数が
ゼロになるだろうとのこと


ノルウェーには、政府系の世界最大の
投資ファンドがある


この世界最大の政府系ファンド(SWF)
であるノルウェー政府年金基金は


「パリ協定」に沿って温室効果ガスの
排出量を2050年までにゼロにするよう


投資先企業に働き掛けるべきだと、
政府の委員会が指摘している


委員会のトップは声明で
「基金の脱炭素化を進める最良の方法は、


投資先の企業の脱炭素化を進めることだ」
と表明しており


深刻な環境汚染への関与や
許容水準を超える温室効果ガスの排出など、


投資先の企業に容認できないリスクがあれば、
投資対象からの除外や監視リストに
載せる必要がある」とも発言している


同基金は世界の9100社以上に出資し、
平均で全上場株式の1.4%を保有する
巨大ファンドだ


また国債や一部の固定資産にも
投資するファンドでその影響力や発言力は大きい


地球温暖化、カーボンフリー、
カーボンフットプリントの具体的数値目標
SDGs、カーボンニュートラル


これらは、今回ノーベル物理学賞受賞の
真鍋淑郎氏も大きく関わられたという


1997年京都で各国が締結した
COP3京都議定書の大きな流れにも
つながっているのであろうが


当時は、地球環境の改善提唱が
米国、中国共に逆行しており
ビジネスにも直結せずに消えていったが


今回の地球環境の流れは、こうした
大きなファンドが動き、経済を具体的に


回していく、そんな不退転の決意が
欧州を中心に、当時世界で一番CO2を


排出していた2大国である
中国と米国をも巻き込んでの大きな
動きとなってきているのかもしれない

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