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ブルーオリジンが宇宙ステーション

先日天気の良い日に国際宇宙ステーションISSを見た


あっという間に天空を横切ったその速度は秒速7.7km、時速に直すとなんと2万7千kmという


地上では考えられない速度で、毎日地上400mの高さを約16周回っている


このISSは世界15カ国が参加し、地球の将来を担う数々の実験が行われているが、今そのISSが危機にさらされている


1998年に建設が始まり運用期限は2020年から24年への延長が合意されているが、30年代に「寿命」を迎えるという見方がある。


月面有人探査を優先するトランプ米前政権が、25年以降のISSへの資金拠出を打ち切り、


民間に移転する方針を示していたが、米議会には28~30年まで運用を延長する法案が提出された


欧州は30年まで延長する方針を示しており、しばらくは各国による運用が続く可能性がある。


ISSの一部である日本の実験棟「きぼう」は09年に完成しており、比較的新しい。


文部科学省は「ISS を含む地球低軌道における 2025 年以降の活動については、各国の検討状況も注視しつつ、検討を進め、必要な措置を講じる」


こうした中2021年4月に中国が単独で天宮号を打ち上げ2022末までに完成させる予定だ


機能的にも老朽化が始まったISS対最新で出来上がる天宮号に対して、今後どうなるのかと思っていたとき飛び込んできたのが


10月25日に発表された米国Amazon創始者ジェフ・ベゾス氏が率いる宇宙開発スタートアップの米ブルーオリジンの情報だ


彼らは、商用宇宙ステーションを「Orbital Reef(オービタル・リーフ)」という会社をつくって、そこで建設する計画を発表した


商業的に開発・所有し、2020年代後半の運用開始を目指す


米国の宇宙開発における「官から民」への流れが加速することになりそうだ。


この宇宙ステーションは「複合型のビジネスパーク」として運営し、宇宙空間での実験などに取り組む企業や国に必要なスペースなどを提供するほか、


宇宙旅行の受け入れ拠点としても、活用費用や資金調達の方法は明らかにされていないが


人々や貨物を輸送する宇宙船などの開発では、米シエラスペースや米ボーイングなどと連携する


宇宙ステーションは需要に応じて、区画を柔軟に拡張できる設計とする


将来はISSに変わるのか、また新たに3基めの宇宙ステーションとしての運用になるのか


先日の世界初の民間人だけのロケットによる宇宙旅行を実現したところからすると、また民間人が宇宙ステーションを旅先として

「来週1泊2日で、宇宙ステーションに宿泊に行ってくるよ」なんて日が、やってくる日が近づいているのかもしれない


Orbital Reefのホームページ、画像は以下URLから
https://www.orbitalreef.com/

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