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なぜ人は侍ジャパンに魅了される?大人を魅了した”ちびっ子選手”のお話。

侍ジャパン、WBC優勝おめでとうございます!

まさか、最後は大谷選手とトラウト選手の対決で終わるとは・・・誰が想像していた?

いや、ゲームや映画の世界だったらあり得る展開か・・・

日本にとってはラスボス的な存在であったトラウト選手に、日本のスーパースター大谷選手が挑む戦いが、最後の最後にあるなんて・・・まさにドラクエか!

アカデミー作品賞に輝いた映画を、みんなで一緒に盛り上がりながら映画館で観た気分にさせてくれる試合。

こんなに目に焼き付けたい野球の試合なんて、私にとっては初めての経験でした。

「何事も全力を尽くす」って大事なんだな

大谷選手を始め侍ジャパンの姿を見ていたら、改めてそう実感しました。

こんなに応援する我々を魅了する選手たちがいる侍ジャパン。


そこで今回は、皆さんにご紹介したい”人を魅了する野球選手”がいます。

大谷選手たちのようなすごい野球選手でなくても、人を魅了する野球選手います。

そう、たとえ”ちびっ子の野球選手”でも、私たちは魅了されるのです。

それでは、いつもの『私の野球ノートを振り返りボソッと』です。


応援する人を魅了する”ちびっ子の野球選手”


※私の野球ノートに書いてあった内容をそのまま記載いたしました。
※まだジャイアンツの亀井選手が現役選手だったころのお話です。


たとえ子供であっても、大人を惹きつけるオーラを放ち、そして応援する人を魅了する選手がいるんだ!という、お話です。


それは、ある低学年大会での敗戦後・・・

ちびっ子3年生以下の悔し涙を流している姿は本当に可愛らしいですよね。

その姿を見ているだけで大人は癒され、ほっこりな気持ちにさせてくれる。


そんな中、1人だけ悔し涙を通り越して、この世が終わったような表情でたたずんでいるちびっ子がいます。

そしてみんなの前で突然、

「もう野球なんて辞める!野球なんてやりたくない!」

と言い出しました。


ちびっ子たちにとって初めての大きな大会だったのは間違いないですが、この子たちの学童野球はいま始まったばかりといっても過言ではありません。

そのことを知っている大人たちは「えっ?やめる?」と驚きを隠しきれない中、周りもザワザワし始めてながら、私はこう思いました。


なぜ彼は、どうしてそんなことを、みんなの前で大声で言っているんだろうと・・・


近くにいたその子のお父さんから、なぜ彼はこんな言動をしているか、教えてもらいまいた。

このちびっ子選手は、そう、この試合にかけていたんです。

始まったばかりの彼の野球人生を、すべてこの試合にかけていたんです!

どうしても負けられない気持ちをもって彼は戦っていたんです。

ちびっ子だって命かけて戦っているんだ!


このことを知った私はある野球選手の言葉を思い出しました。

今年、ジャイアンツの亀井選手がサヨナラ弾を放った後のヒーローインタビューで語ったあの言葉。

『最後打てなかったら命を取られると思って…それぐらいの気持ちで行きました』

私たちは誤解していました、

ちびっ子だから野球は楽しんでくれればいいなぁと、負けて悔しいけど、どうだい?試合は楽しんだかい?と、

大人は子供たちにそう声をかけるつもりでいましたが・・・


違う、ちびっ子だって命かけて戦っているんだ!

まだまだ小さい君は亀井選手のようなプロ野球選手と同じ気持ちで野球をしていたんだね。

そういう気持ちを持って戦っている人のプレーを見るだけで、人は感動します、もっと応援したくなります。

君がバッターボックスに入るたびに、見ている私たちをワクワクさせてくれるオーラの源はどこから?といつも感じさせてくれました。

そうかぁ、君の意識の高い気持ちがオーラを発していたんだね。


彼はプロ野球選手ではないですし、すごい野球選手でもありません。

でも、大人を魅了するちびっ子野球選手がいたっていいじゃない!


人に喜びを与えてくれた侍ジャパン

我々は気づかされました、

何事にも全力を尽くすことで、ゆくゆくは周りの人たちに喜びを与えてくれるきっかけになってくれることを。

だからこそ、私たちは全力を尽くして生きていれば、自分だけでなく周りを幸せにしてくれることを、私は今回のWBCから学びました。


人を魅了したちびっ子選手のことを改めて考えてみたら、

しかも、WBCで侍ジャパンが優勝した今日、いま、まさにここで振り返ってみたら・・・

きっと大谷選手も、この”ちびっ子の野球選手”と同じ気持ちでWBCを戦っていたに違いない、

だから、我々は彼に魅了されているんだと、

私はそう思っています。


本当に野球少年のままなんだな~、大谷選手は。

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