アフターコロナ④正解なんてないから自分たちがやりたい野球を構想して!
今回で4日連続でアフターコロナ、今日でとりあえず最後ですが、”遊び心を取り入れた野球”について考えられたボソッとをしたいと思います。
今回お話させていただくのが、コロナ渦だからこそ気づいた、そういうお話です。
大人は一切かかわらない野球、子供たちだけで行われた野球の中で、子供たち自らが発見した”野球の楽しさ”とはいったいなんなのか?
コロナ渦も少し落ち着いて外での自主練習が解禁されたときのお話です。
子供たちが自ら練習メニューを考えたら・・・
さて、今回も『私の野球ノートを振り返りボソッと』です。
※私の野球ノートに書いてあった内容をそのまま記載いたしました。
解禁されたばかりでしたので、子供たちを4~5人の少人数グループに分けさせて、
大人による指導一切なく、子供たちだけでメニューを考える自主性が高い練習が行われました。
大人から一切の指導はないにしても、大人たちがそばで見守っているわけなので、
ちょっとした緊張感がある雰囲気の中で行われていました。
しかも、いつもなら大人からの指示による練習しかしていない彼らにとっては、自分たちで練習メニューを決めるといった慣れない中での練習、あたふた姿がとっても新鮮に見えました。
ところがそんな状況は30分もしないうちに解消!
周りの大人の目を気にするようなそぶりを一切見せない子供たちの姿がそこにはありました。
子供ならではの遊びの要素を練習メニューに取り入れてからは・・・
彼らは2人ずつ分かれて2チームを作り、なんと対戦型の守備練習をするということです。
1人がノック、もう1人は守備、
相手チームの1人はキャッチャー、もう1人は守備のカバー。
見た目は、普通の野球の守備練習ですよ、ところがこれはノック対決!?
勝ち負けを決める要素は「良いノックが何本打てたか!」
そんな野球、聞いたことがない・・・
実はノックを打つって、意外と難しいんです。
強い打球を打つノック、狙ったところに打つノック、フライを打つ、バウンドさせるなどなど。
ノックを打つときの大事なポイントは”どこのポイントでボールを打つか”です。
それらを考えながらやるノックは、実はなかなか良いバッティング練習にもなるんです。
しかし、通常の野球練習でのノッカー(ノックを打つ人)は大人が行います。
そのため、日ごろノックをしたことが無い子供たちにとっては、守備練習のためのノックを打つことがいかに難しいものかを実感したことでしょう。
もうね、ショボショボなノックしか子供たちは打てないんです・・・
それでもノックがうまく行ったときは、もうみんなが大騒ぎ!
子供たちの”本来の野球を楽しむ姿”がそこにはありました
この子たちのほとんどは公園で“遊び野球”をやったことがありません。
野球をするのは大人がいる環境下でのクラブチームでの活動中だけという子が多く、
しかも、野球の正式なルール下で正統派な野球練習しかしたことがない子供たちだけです。
いつも真面目な顔で、怖い監督の顔色を伺いながら、ビクビクしながら野球をしているのがこの子たち。
そんな彼らがいつものチーム活動中にはみせたことがないような姿で、
キャッキャキャッキャ、声を出しながら楽しく“ノック対決”で遊んでましたよ。
この姿をみた大人たちからは
コロナの影響で普段の野球チーム活動が出来なくなったことが幸いして
生まれて初めて野球のローカルルールを自分たちで作ったら
それがめちゃくちゃ面白かったと気づいた子供たちは、野球の楽しさを再発見できる説。
見事に説立証!
コロナの影響による、意図しない、おもいがけない副産物ってやつですね。
彼らが行った”ノック対決”という野球ローカルルールを作った彼らの姿をみて、私は思い出しました。
自分が子供だった頃、“公園野球はローカルルールばかりだった”ことを。
その中のひとつ【透明ランナー】ってご存知ですか?気になる方はググってみてください。
私は小学校4年生から野球チームに入ったのですが、
実は6年生まで正式ルールに【透明ランナー】があるものだと思っていました。
なにせ、公園でやる野球には必ず【透明ランナー】がいたので・・・
以上、私の野球ノートから抜粋した内容でした。
答えがひとつではない野球を楽しむ
コロナ渦で行った野球だから気づけたこと、
それは”遊びの野球”を知らない子供たちばかりだったということ、
それと”遊びの野球”を知った子供たちの楽しむ姿がとっても新鮮だったこと。
こういうのって子供たちは好きです。
よろしければ、こういう自分たちで考えて行う野球練習を日々の練習で1時間だけ設けてみてはいかがでしょう。
きっと、それを楽しみにして野球に来る子供がいることでしょうね。
正解なんてないから自分たちがやりたい野球を構想してみて!
自分たちがやりたい野球を、みんなで考えて、構想して、そしてその野球を楽しむ。
こんな野球練習はいかがでしょうか?
大人がテーマを決めて、野球の試合、練習メニューを子供たちで考えさせて、子供たちだけでやらせる。
例えば、テーマは大人が準備すると・・・
こんな野球練習だったら、多少長い時間でも、私が子供だったら、きっと毎週楽しみに野球に行くなぁ。
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