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野球版オックスファム報告書②~ヤンキースのジュニアスクール妄想

本日は、昨日投稿しました『野球版オックスファム報告書①』の続きです。今回も私のボソッとにお付き合いいただきありがとうございます。前回の記事でご紹介した【月謝代の高騰】についてボソッとしたいと思います。

人気も実力もあるチームならば、いくら高額な月謝でも納得して入部させる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いまはチーム選びの選択肢も多様化しており、自分の子供のために様々なチームから選ぶことができるという、本当によい時代になったなと思っております。

ただ、それでも、お金で野球を諦める子供たちを減らさなけらばならないというのが野球界の切なる願いです。そんな月謝に関するボソッとをしたいと思います。

まずは突拍子もない話から・・・

「ニューヨークヤンキース」のジュニアスクールという妄想

もしも、「ニューヨークヤンキース」のジュニアスクールがあったら・・・という妄想から始まります。

日本校が開校されたら、皆さんは保護者として子供を 入会させますか?

ニューヨークヤンキースの野球哲学に基づいたトレーニングメニューを実践しながら学べたり、
「ニューヨークヤンキース」というチーム名を掲げて国内の大会や親善試合に挑んだり、
実績が評価されて招集された子には海外遠征も行われます。
アメリカ遠征では同世代の世界レベルと対戦することができて、将来のメジャーリーガーとして育成することができます。

「ぜひ入れてみたい!」と思いますよね。

メジャーリーグ方式で育てられた子供たちが、”トーキョーヤンキース”の代表として、本場のニューヨークヤンキースジュニアたちと戦っている姿を想像するだけで、夢があるお話ですよね。

でも、これは、私の妄想です。

ところが、このような夢のようなスクールがサッカー界にはあるんです、そう、妄想ではなく、リアルに存在しています。

「FCバルセロナ」のジュニアスクール

世界の「FCバルセロナ」のジュニアスクールは日本国内に5校あり、『キャプテン翼』で町おこしをしている東京都葛飾区に最初に開校しました。

ここの月謝はコースにもよりますが最大23,100円の月謝がかかります。

はい、さすが世界です、1桁多いです。

ちなみに、入会時には月謝代のほかにも7万円近くかかりますので、最初に10万円かかりますが、まぁ、野球も入部時にはそれくらいの費用がかかる場合もありますよね。

開校当初、500人募集をかけたのですが、集まったのは200人弱が集まったようですが、それでもこの月謝で200人も集まることを考えると、さすが「世界」ブランド!ですね。

野球界で広がる支援の輪

そんな高額な月謝代を支払って入部するかどうかは個人の自由ですが、物価上昇などの影響により月謝代が上がり続けていく傾向がある中で、お金を工面できずに野球をやりたい子供たちの数が減るという”野球体験の機会の減少”だけはなんとか食い止めたいですよね。

だからこそ、プロ野球選手やプロ野球チームが子供たちを支援してくれているニュースをみると、心がほっこりします。最近ニュースとなった支援をご紹介します。

『日本ハムが“ひとり親世帯”を支援』

『宮城大弥基金』

『今永昇太選手がこども食堂に200万円を寄付』

『吉川尚輝選手自身が支援する認定NPO法人フローレンスでの活動』

『源田壮亮選手が1盗塁につき2万円、児童福祉支援寄付』

もちろん、プロ野球界からの支援だけではありません!

何とかお金をかけずに沢山の子供たちが野球ができるように頑張って取り組んでいる地域のクラブチームもたくさんあります。

大人たちがたくさん知恵を絞って、月謝代を上げずに頑張っているチーム、必要な野球道具やユニフォームを無償で提供するチーム、そんな地域のクラブチームが野球界を支えていることを、皆さんもどうぞご理解いただければ幸いです。

小学生や中学生の間だけでも、「野球やりたい!」と手を挙げた子供全員が野球をできることがアタリマエとなる社会になれば、きっと今よりも素敵な社会が待っていると信じています。

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